Twitter新サービス「チップ機能」って?
今年、Twitterが新たに導入した新機能「Tip Jar」。
日々笑わせてくれたり有用なコンテンツを提供してくれるアカウントに対して“投げ銭”的に直接送金ができる機能のこと。
プロフィール画面やツイートに決済サービスのリンクを固定表示することで、気軽にチップを送れるというものだ。
先月正式リリースとなったこの機能、「Tip Jar」から「Tips」へと改名。「CashApp」や「GoFundMe」をはじめとする資金調達ツールのほか、「BandCamp」などのアーティスト支援アプリにも対応する。
さらに、米国とエルサルバドル限定ではあるが「Strike」というライトニングネットワークを介すことで、ビットコインをやり取りすることもできるようになったそう。
まずはiOSにて提供され、順次Androidでも使用できるようになるとのこと。
コロナ禍を機に、クリエイターやアーティストへの自主的な資金援助活動が盛んになってきているが、Twitterのような大きな媒体で、しかも誰でも資金を募ることができるようになったのは初めての事例といえる。
「好き」に対して直接お金を使いづらい現代。同機能は、現代性の弊害であるサブスクや無料配信によるクリエイターの収入減も改善できるだろうか。
一方、これによって今後はTwitterで“バズる”ことがより大きな意味を持ってくるかも。拡大するSNSの可能性と意義に注目だ。
以下が「Tips」機能で利用できるサービス一覧。
- Bandcamp
- CashApp
- Chipper
- Patreon
- Razorpay
- Wealthsimple Cash
- Venmo
以下3つは今回の正式リリースにて追加されたサービス
- GoFundMe
- PicPay
- Strike
Top image: © 2021 Twitter, Inc.