残虐すぎて嘔吐&失神者続出……ホラー映画『テリファー3』が相当ヤバいらしい
映画館で「体感型エンタメ」を経験したことがありますか?近年、映像表現の進化とともに、ただスクリーンを眺めるだけではない、五感を刺激するような映画体験が求められています。
そんななか、過激なゴア描写で世界を震撼させるホラー映画『テリファー』シリーズが話題に。最新作『テリファー3』は、上映中に観客が嘔吐、失神するなど、もはや映画館がとんでもないことにカオス状態と化しているなんて噂もあるほど。
観客はもはや被害者……!?
映画『テリファー』シリーズとは
2016年に公開された『テリファー』は、道化師の姿をした殺人鬼アート・ザ・クラウンの残虐な犯行を描いたインディーズホラー映画。2022年の続編『テリファー2』では、その過激さを増したゴア描写が話題を呼び、カルト的人気を博しました。
そして2024年10月、最新作が公開。「New York Post」によると、『テリファー3』は前作を遥かに凌ぐゴア描写で、イギリスで行われた上映会では、気分が悪くなったり、退席する観客が続出したんだとか。
配給会社Signature Entertainmentが、映画の公式Xアカウントで「極度の暴力と過剰なゴア表現に対する警告」を発し、「気分が悪くなった場合は、スタッフにお知らせください。応急処置の訓練を受けたスタッフが現場にいます」と注意喚起する事態にまで発展したそうです。
映画の枠を超えた恐怖体験が
ゲームの世界へ
さて、そんな問題作が来年なんと『Terrifier: The ARTcade Game』としてゲーム化されることが決定。レトロなピクセルアートで描かれた横スクロールアクションゲームで、プレイヤーは殺人鬼アート・ザ・クラウンとなって、警察官や消防士、果ては一般市民まで、様々なターゲットを血祭りに上げていくという、こちらも本作に負けない過激な内容。
公開されたトレイラーを観た人からは、人気ゲーム『スコット・ピルグリム』を彷彿とさせるという声も上がっているそうです。
境界線は曖昧に。
映画とゲーム、そして「没入体験」
近年、映画界ではVRや4DXなど、観客の五感を刺激する技術革新が進んでいます。いっぽうでゲーム業界では、フォトリアルなグラフィックや重厚なストーリーで、まるで映画のような体験ができる作品が増加傾向に。映画とゲームの境界線が曖昧になりつつある今、『テリファー』シリーズのゲーム化はエンターテイメント業界全体にとって、ある種の転換点となる可能性を秘めているのかもしれませんね。
それにつけても、怖すぎて吐くほどっていうのは……ちょっとねぇ。
👀 GenZ's Eye 👀
最近は、ホラー映画にみる「絶叫上映」やスポーツ映画の「応援上映」なんかも耳にするようになりましたが、より一層の「没入体験」が求められている証ではないでしょうか。
絶叫スポットに行くような感覚で、『テリファー』を観に行く、それすなわち「度胸試し」になりつつあるかもしれません……。