「13日の金曜日」に観たい映画、13選。もちろんホラーです
今日は13日の金曜日。不吉なような、ドキドキするような。
そんな日だからこそ、今日の夜はお家でホラー映画鑑賞なんていかがでしょう?生まれも育ちもNYのライター、Alec MacDonaldさんが「Elite Daily」にまとめていた、オススメのホラー映画13本を紹介したいと思います。(※配信情報などは、2017年1月13日時点のもの)
みなさん、心の準備はいいですか?
まずは「Netflixで観られるもの」6選から
01.
『ババドック 暗闇の魔物』
原題『The Babadook』
オーストラリアの映画『ババドック 暗闇の魔物』は、ある不思議な絵本を手に取った母子が「ババドック」というモンスターに追い詰められていくストーリー。Alecさんいわく「この映画を見てから一週間、夜トイレに行くのが怖かった」とか。
現実の生活を描いたストーリーラインと、不可思議な現象を描いたストーリーラインが絶妙に交錯していくところがポイント。ババドックに追い詰められていくうちに、「母親としてのあり方」すら脅かされていきます。どこまでが現実で、どこまでが虚構なのかわからなくなる展開に、目が離せません。
02.
『クリープ』
原題『CREEP』
監督のパトリック・ブライス演じる映像作家が、マーク・デュプラスの演じる末期がん患者に依頼を受け、家族宛てのメッセージビデオを作ることに…。
マーク・デュプラスの演技がとにかく気持ち悪い!と評判の1本。ある意味、彼の魅力が存分に発揮されていて、「人間の怖さ」が詰まっています。
03.
『サイレンス』
原題『Hush』
ホラー映画には怖い音楽や叫び声がつきものですが、もしも主人公の耳が聞こえなかったら?
殺人鬼がすぐそばまで迫っているのに、音が聞こえずまったく気づくことができないひとりの女性。その様子に、普段とは違った怖さを感じてしまいます。
04.
『バッド・マイロ』
原題『Bad Milo!』
ホラーでありながら、愛すべきコメディでもあります。主人公のストレスが生み出した腸の腫瘍がモンスターになってお尻から飛び出してくるというトンデモストーリー。ご主人さまの嫌いな人たち(つまりストレスの原因)を襲いだしてしまうのです。
ストレスに悩んだ経験のある人は、この映画でスッキリできるかも?
05.
『グエムル-漢江の怪物-』
英題『The Host』
Alecさんが「みんな見るべき、古典的モンスター映画」と語るこちらは、韓国のホラー映画。歴代動員記録を塗り替えるほどの大ヒットになりました。
ホラー映画は大抵、怖いものを“隠す”演出をするものですが、この映画は違います。あっさりと怖いものを見せてしまいます。怖いのに面白く、怖いのに美しい、そんな1本です。
06.
『ON AIR オンエア 脳・内・感・染』
原題『Pontypool』
Alecが「珍しいホラー映画」と形容するこちらの作品は、映画のほとんどをラジオDJとプロデューサーがスタジオで放送を行っている様子で描かれます。
ポイントは、ウイルスが「ことば」を介して感染するということ。なかなか先の展開を読むのが難しいので、ハラハラドキドキできるはず。
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07.
『ディスコード』
原題『The pact』
ある女性が、母親の葬儀をきっかけに不可思議な体験をすることになる、というストーリー。自主映画ながらアメリカでは初登場4位を記録し、話題に。主演ケイティ・ロッツの演技も魅力的です。
「呪われた家」系のホラーのお約束を裏切る展開にも注目。最後まで見たら、自分の家の壁に耳をくっつけてみたくなるかも?
08.
『V/H/S シンドローム』
原題『V/H/S』
Alecさんが「小さなホラー映像の連続」と形容するこちらの映画は、ある家に侵入した若者たちが、そこで見つけたたくさんのVHSを再生していくというストーリーで、その一つひとつは、別々の監督が作ったオムニバス。
目的のテープを探すべく、次々と再生されるVHS。そこに映し出されるものとは…。ショートホラーの底力を感じさせてくれる1本。
09.
『ザ・ハロウ/侵蝕』
原題『The Hallow』
アイルランドを舞台に神話を交えたストーリーは、アメリカ的な作品に慣れている人には異色の作品に見えるかもしれません。メインキャラクターが序盤で襲われたり、赤ちゃんに危機が迫ったり、正体不明の黒い物体が出てきたり…。
10.
『タッカーとデイル
史上最悪にツイてないヤツら』
原題『Tucker & Dale vs. Evil』
仲の良い友人同士であるタッカーとデイルは、休暇中に森を訪れますが、ひょんなことから森に潜む殺人鬼と勘違いされてしまい…。
善人に見える人が悪人だったり、悪人に見える人が善人だったり。ところどころ過去の名作をトリビュートした展開に、思わず笑いが止まらないコメディ・ホラー。
11.
『ゾンビーバー』
原題『Zombeavers』
名前の通り、ゾンビのビーバーが登場し、裸の大学生を咬み殺そうと…。重いテーマのホラー映画が苦手なら、こちら。バカバカしくも、楽しめます。
「絶対、ゾンビーバーっていう言葉から考えた映画だよね」というAlecさんの言葉に同意せざるを得ません。
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12.
『In Fear』
Alecさんいわく「映画の90%が、クルマを運転するカップルが森の中を迷っているだけなのに、展開はまったく予想がつかず、絶妙なホラーに仕上がっている」とか。
ホラー映画では、愛する恋人同士が身を呈してお互いをかばうのがある種のお約束ですが、『In Fear』のうまいところは、まだ付き合い始めて2週間のカップルという設定にしてあること。つまり、ふたりは愛を深める余裕もないまま、危機的な状況に陥っていくのです。
13.
『Housebound』
ニュージーランド発のコメディ・ホラー。裁判所から自宅拘留を命じられた不良娘が、悪霊に取り憑かれた実家で…。
ホラーとコメディの絶妙なバランスをぜひ体験してほしいところですが、今のところ日本語版はナシ。