フォートナイトに江戸時代の街並みが登場。日本遺産「北総四都市」のメタバースツーリズムが始動
世界で5億人以上のユーザーを誇る人気ゲーム『Fortnite(フォートナイト)』に、江戸時代の街並みを再現したメタバース空間が登場する。
これは、eスポーツ事業などを手がけるGamingVが、日本遺産「北総四都市江戸紀行」活用協議会と連携して立ち上げるeスポーツ・メタバースツーリズム事業『北総四都市デジタル紀行』プロジェクトの一環だ。
Z世代と地域をつなぐ体験型観光ゲーム
このプロジェクトは、千葉県佐倉市、成田市、香取市、銚子市の「北総四都市」を舞台に、歴史的な魅力をZ世代をはじめとする若年層に届けることを目的としている。
プレイヤーは「江戸時代の旅人」となり、忠実に再現されたメタバース空間で、パルクールなどのアクションを楽しみながら歴史的名所を巡り、ミッションをクリアしていく。
メタバースの特性を活かし、今はなき佐倉城のような過去の建造物の復元も計画されているという。




デジタルとリアルが繋がる周遊施策
このプロジェクトのユニークな点は、メタバースでの体験を実際の観光へと繋げるための仕組みが用意されていること。
各都市の文化財や協力店舗を訪れると、ゲーム内で使える特別な衣装が手に入るプロモーションコードが配布されたり、ゲームをクリアすると、協力店舗で使える割引クーポンがもらえたりする。
また、地元の小・中学生を対象に、地域の特産品を3Dモデリングで制作する「クリエイター体験」も実施。
子どもたちが制作したオブジェクトは実際にメタバース内に配置され、地域への愛着を育むと共に、デジタル教育の機会を創出するとのこと。


eスポーツ大会やイベント出展も
今後は、メタバース空間を舞台にしたタイムアタック形式のeスポーツ大会をオンラインとオフラインで開催するほか、「ツーリズムEXPOジャパン」や「日本遺産フェスティバル」への出展も予定されている。
GamingVは、このプロジェクトを通じて、デジタル体験をきっかけにリアルな観光地への訪問を促す、新しい観光モデルの確立を目指していくという。
■プロジェクト概要
主催: 株式会社GamingV
協力: 日本遺産北総四都市江戸紀行活用協議会 、株式会社Equo他
対象エリア: 千葉県 佐倉市、成田市、香取市、銚子市
プラットフォーム: Fortnite(フォートナイト)






