いま、若い世代ほど「アナログ」に価値を見出している

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

「National Vinyl Record Day」
(アナログレコードの日)

総デジタル時代に逆行するように、ここ10年ほどアナログレコード人気が加速度的に広まり、アナログ専門ショップや新レーベルも登場。昨年来の巣ごもり需要もあいまって、一気にアナログ熱が沸騰している昨今です。

ストリーミング全盛の時代にアナログのレコードが売れる。このムーヴメントは日本のみならず世界規模。コロナで勢いは衰えるばかりか増していることを思うと、一過性のノスタルジアと捉えるのは早計。だって、いま若い世代ほどアナログに価値を見出しているのだから。

さて、そんなアナログ(ビニール)レコードを祝う日というのが、今日8月12日だそう。なんでも、1877年のこの日にトーマス・エジソンが蓄音器を発明したことを記念して、アメリカで「National Ninyl Record Day」が始まったんだとか。

ちなみに、日本にも「レコードの日」があります。こちらは11月3日。一時期アジア唯一のレコード工場となった東洋化成株式会社が、アナログレコードの素晴らしさ、美しさを堪能すべく、7年前に立ち上げた日本最大のアナログレコードの祭典です。

ここ数年は、カセットテープも復活の兆しあり。ストリーミングによる音楽大量消費時代において、こうしたアナログがウケるのは、やっぱりそこに特別感を見出しているからに他なりませんね。

Top image: © iStock.com/Chalffy
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。