いま、Z世代の日常にこそ「お茶」をすすめるワケ

いまや、都市部を中心にコーヒー環境は完全に整った状態といえます。大手コーヒーチェーン店だけでなく、街を歩けば路地の一歩奥からいい香りを漂わすコーヒースタンドがあったり。

では、お茶はどうでしょう?

抹茶・緑茶・番茶・紅茶・中国茶にハーブティ……多種多様なお茶が展開しているわりに、私たちはいつからかお茶との触れ合いを蔑ろにしてきてしまっているのかもしれません。むしろ、あまりに身近すぎるからなのかもしれませんね。

さて、お茶と同じように生き方も考え方も多様となった今の時代。新しい価値観をベースに自在に生きるいまのZ世代にこそ、お茶をオススメしたいのです。

お茶は精神世界と繋がり私たちの創造力に磨きをかけてくれもすれば、人と人との絆をつなぐコミュニケーションツールとしての役割も果たしてくれます。人生の充足感を高める、そのサポートドリンクとしてきっとお茶が役に立つはずです。

というわけで、いま一度、お茶の魅力を再確認してみましょう。一煎のお茶をいれる行為は、ミルで挽いたコーヒー豆をドリップする気分と同じはずですだから。

さあ、お茶にしませんか?

創造性に磨きをかけるお茶

お茶を飲むことが私たちの創造力に磨きをかけてくれるという研究結果が出たようです。

Valerio Farrisが「Food52」で紹介した記事を読むと、第4の波をコーヒーに求めるよりも、そろそろお茶のもつ魅力に立ち返ることの方に、気持ちを持って行きたくなるかもしれません。

気分に合う「お茶探し」のおもしろさ

これまで、コンビニのペットボトルくらいしかなかったお茶との関わり。そんな人もきっと多いはず。それが、家にいる時間が増えたことにより、コーヒーに限らず、飲みものの選択肢はぐんと増えたんじゃないでしょうか?

お茶は、宇宙とつながっている!

静岡・牧之原で100年以上の歴史をもち、土づくりから販売まで一貫して行っている茶農園「カネジュウ農園」と蔦屋書店がタッグを組んで開発・発売したお茶を取材にいったときのお話。「DNAが呼応する」お茶の世界をお教えしましょう。

眠れない夜に、古のお茶を。

沖縄本島北部の村・今帰仁(なきじん)で育てられている伝統的な島野菜「クワンソウ」。昔の人は、寝つきがよくないときにクワンソウを食べると、不思議と安眠が得られることを知っていたようです。このクワンソウのお茶を島民と同じように飲んでいたのが琉球王朝の王さま。眠れない夜のお供だったそうですよ。

お茶を“スロウ・ラブ”の小道具に

お酒が恋の導火線になることは、みなさんご承知のことでしょう。飲めばいつもと違う自分になれる。もっと大胆にもなれる——。

だけど、いい大人になってまでお酒の勢いを借りた一夜の関係なんて、なんだかみっともないじゃありませんか。そこで、「お酒」から「お茶」への提案です。

お茶は、もっと自由であっていい!

カフェラテをほうじ茶や紅茶で割ったハイブリッドなティーラテがありますが、そもそもこれらのルーツは「香港」にあるんじゃないかというお話です。元祖ティーコーヒーの仰天誕生秘話のご紹介。

ここに紹介するプロダクト「Chabacco」は、言ってみれば「お茶」へのリスペクトの表れ。しかもそれを逆手に取って、誰もが親しみやすいユーモアへと転換してしまった、とびきりウィットに富んだ日本茶なんです。かなり攻めたパッケージにも驚かされますが、それだけじゃありません。ディテールにもこだわりがあるようで……。

自在に淹れ、自在に楽しむ。

PORLEX(ポーレックス)の「お茶ミル・Ⅱ」。茶葉を細かく挽いて粉末茶として楽しむためのギア。見た目はコンパクトなコーヒーミルと同じ。使い方もほとんど同じで、茶葉を入れてハンドルを回すだけで粉末茶が完成します。淹れ方も、飲み方も、もっと自由であっていいよねっていう提案です。

Top image: © iStock.com/millionsjoker
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。