常識破り「紅茶 × コーヒー」のルーツは香港にあり

昨今の日本茶回帰で、ほうじ茶ラテや抹茶ミルクをはじめ茶系飲料のバリエーションがどっと増えた2018年。なかにはカフェラテをほうじ茶や紅茶で割ったハイブリッドまで登場。そのどっちつかずな味がSNSで話題をさらい、「斬新」、「新感覚」なんて文字が目立つのですが……これ、香港ツウならばピンときたはず。

元祖ティーコーヒー
仰天誕生秘話

©ThamKC/Shutterstock.com

まだ「借り物の時間、借り物の場所」であったイギリス植民地時代の香港。インドや中国から品質のよい紅茶は入ってはきたものの、コーヒーはほとんど普及していませんでした。

それがアメリカ文化の洗礼を受けた1960年代に入ると、コーヒー人気が急上昇。一部の大衆食堂から茶餐庁(日本のファミレスに近いスタイルの喫茶店)に受け継がれたある飲み物が、香港庶民にコーヒーを浸透させるキッカケをつくりました。

飲茶中心の喫茶文化にもたらされたコーヒーこそ、ティーコーヒーの起源「鴛鴦(おしどり)茶」です。

ちょっと待て、コーヒーなのにお茶? そう、カフェイン(紅茶)にカフェイン(コーヒー)を掛け合わせるという常識破りのチャンポンは、香港人のアイデアなのです。

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飲みなれない黒くて苦いコーヒーを紅茶で割り、たっぷりのミルクと砂糖を投入する。これなら苦味も気にならない。ただ、これが「ミルクコーヒーの紅茶割り」か「ミルク紅茶のコーヒー割り」か判然としないのは、コーヒーと紅茶の割合が店によってまちまちだから。

なんでも中国料理では、異素材をがっちゃんこして調理をするとき「鴛鴦」という名称を好んでつけるようですが、コーヒーと紅茶の理想的なブレンドをつがいのオシドリになぞらえて鴛鴦茶とは、実に言い得たもの。

じつは、スタバでオーダーできる!

ちなみにこの港式コーヒー。スターバックスのカスタムオーダーで再現が可能です。「ティーラテにエスプレッソとシロップ追加」香港人が最初にコーヒーを受け入れた味、トライしてみては?

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