米俳優が自身の肖像を商標登録、AIディープフェイク対策として異例の措置
俳優のマシュー・マコノヒーが、自身の肖像や声を商標登録することで、AIによるディープフェイク被害から身を守ろうとしている。
連邦法による規制が追いついていない現状で、セレブリティたちは自らの評判を守るために創造的な対策を講じざるを得なくなっているようだ。
自身の動作や声を商標として保護
報道によると、マコノヒーは過去数ヶ月の間に、自身が凝視したり、微笑んだり、話したりする様子を特徴とする8件の商標出願を米国特許商標庁(USPTO)に承認させたという。
これには、ポーチに立つ7秒間のクリップや、クリスマスツリーの前に座る3秒間のクリップ、そして映画『バッド・チューニング』での有名なセリフ「Alright, alright, alright」の音声などが含まれる。
許可なきAI生成コンテンツへの対抗策
この動きの狙いは、マコノヒーを起用したAI生成コンテンツが、彼の明示的な許可のもとで行われたものであることを証明できるようにすることだ。
例えば、ElevenLabsのソフトウェアを使用してニュースレターをスペイン語に翻訳する場合などがそれに当たる。
一方で、許可なくコンテンツがアップロードされた場合、たとえ直接的な販売を目的としていなくても、商標権侵害を理由に削除要請を行いやすくする意図があるようだ。
ただし、マコノヒーの弁護士によれば、これが法廷で有効な手段として認められるかどうかは未知数だという。
業界全体に広がる可能性も
これまでにもリゾやパリス・ヒルトンなどが特定のキャッチフレーズを商標登録してきたが、自身の肖像や動作全体を包括的に商標化しようとする動きは異例だ。
大手エージェンシーCAAもクライアントのデジタル資産を管理する「CAA Vault」を展開しており、今後、多くのAリストスターたちが同様の法的保護を求めるようになるかもしれない。
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