吉田璋也をフィーチャーした最大規模の覧会『吉田璋也のデザイン - 新作民藝運動がめざした未』開催が茨城で開催
茨城県笠間市の『茨城県陶芸美術館』において、2026年3月14日から企画展「吉田璋也のデザイン」が開催される。
本展は、医師としての顔を持ちながら民藝運動のプロデューサーとして足跡を残した吉田璋也氏の功績を辿る、過去最大級の試み。
柳宗悦氏が提唱した思想に共鳴した同氏が、現代の生活にふさわしい手仕事の在り方をどのように模索したのか、その軌跡が公開される。
現代の生活に調和する機能美とデザインの追求
『新作民藝』と名付けられた吉田璋也氏による手仕事の製品は、伝統的な技術を現代の日常に馴染ませるための独自の工夫が凝らされているという。
同氏は1931年に鳥取で医院を開業するかたわら、陶芸や木工、染織といった分野の職人たちを束ね、生活者の視点に立ったデザインを自ら考案したとの話だ。
職人を育成し、生産から流通、販売までの体制を構築することで、伝統を単なる保存の対象とせず、実用的な日用品として世に送り出す仕組みを整えた点が画期的だと評されている。

生活を彩る多種多様な297件の作品が一堂に会する構成
展示される作品や資料は総数297件に及び、陶器や家具、テキスタイルなど極めて多岐にわたる内容に。
会場では食器やランプシェードといった住まいを彩る品から、椅子やネクタイ、さらにはパン切りナイフやイカ墨インクに至るまで、細やかな配慮が行き届いたプロダクトが並ぶ見通しだ。
普段は目にすることのできない非公開の資料も含まれており、吉田氏が職人と対話を重ねながら形にした意匠の深淵に触れる貴重な機会になるだろう。

民藝運動の精神を現代へ繋ぐこの試みは、手仕事が持つ普遍的な価値を改めて問い直す機会を提供することになるだろう。
柳氏の教えを土台としつつも、実用性を重視した吉田氏の視点は、利便性が優先される現代の暮らしにおいても新鮮な驚きを与えるはずだ。

開催概要
企画展「吉田璋也のデザイン - 新作民藝運動がめざした未来」
会期/2026年3月14日(土)~6月21日(日)
会場/茨城県陶芸美術館 地下1階 企画展示室、2階 県民ギャラリー
開館時間/9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日/毎週月曜日(ただし、5月4日は開館)、5月7日(木)
観覧料/
◆一般:950円(770円)
◆満70歳以上:470円(380円)
◆高校生等:710円(590円)
◆小中学生:360円(290円)
※( )内は、20名以上の団体料金。
※土曜日は高校生以下入館無料(ただし、3月28日、4月4日を除く)。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳または指定難病特定医療費受給者証をお持ちの方および付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料です。
※満70歳以上の方入館無料日:3月28日(土)、5月30日(土)
主催/茨城県陶芸美術館、NHK水戸放送局、NHKプロモーション
制作協力/NHKエンタープライズ中部
特別協力/鳥取民藝美術館
後援/笠間市、朝日新聞水戸総局、茨城新聞社、産経新聞社水戸支局、東京新聞つくば支局、毎日新聞水戸支局、読売新聞水戸支局、LuckyFM茨城放送






