ファッションロスとデザイナー育成を同時に叶える、アップサイクルコンテスト開催

国内最大規模のアップサイクルデザインコンテスト「Reclothes Cup(リクロースカップ)2024」のエントリー受付が、今月1日から専用WEBサイトでスタートした。

同コンテストは、「BOOKOFF」の店頭に並ぶ古着を無償で提供し、古着をテーマに自由な発想でファッションアイテムとしての新たな付加価値を創造し、着る人・見る人をワクワクさせ、感動させられる作品を生み出すアップサイクルデザインコンテスト。

2021年に初めて開催されてから今年で4回目。昨年は394作品のエントリーがあり、国内最大規模に成長している。

ファッションロス削減と
デザイナー育成を両立

©ブックオフグループホールディングス株式会社

応募部門は、全国の学生(高校生以上)を対象にした「デザイン部門」と、学生から一般の方まで自由に参加できる「販売部門」のふたつで構成。

グランプリを受賞すると賞金だけでなく、それぞれ雑誌『装苑』(文化出版局)に作品が掲載されたり、来年2月に開催が予定されるクリエイションの祭典「NEW ENERGY TOKYO」への出展が予定されたりと、その後の飛躍、活躍にもつながるプライズが用意されている。

『Reclothes Cup 2023』デザイン部門 グランプリ:「付喪神」 文化服装学院 山口 空叶夢さん ©ブックオフグループホールディングス株式会社
『Reclothes Cup 2023』販売部門 販売デザイン賞:「BACK BUG」 窪田 里咲さん ©ブックオフグループホールディングス株式会社

「Reclothes Cup」を主催する「ブックオフ」は、本だけでなく服やスポーツ用品など様々なものをリユースという形で循環させ、モノの寿命を延ばすことを根幹としている企業だ。

年間1000万着以上の服を取り扱い、リユースされない衣服も発生する。それらをアップサイクルのかたちで、着る人・見る人をワクワクさせ、感動させられる作品となって「衣服ロス(ファッションロス)」の解決に寄与しようというのが、このコンテスト。

さらに、未来のデザイナーの応援からサステナブルアクションへの貢献のみならず、新進気鋭の才能を輩出し、ファッション業界への道を開く登竜門となるのを目指しているとのこと。

『Reclothes Cup 2024』
【エントリー受付期間】
2024年4月1日(月)〜6月15日(土)
【詳細・エントリー】
https://reclothes-cup.jp/
【参加資格】
・デザイン部門:高校生以上の学生であること、着脱可能な縫製された服を製作できること
・販売部門:学生から一般の方まで自由に参加可能 ※自分のブランドを始めて3年以上経過している方は不可

Top image: © ブックオフグループホールディングス株式会社
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