建設会社がつくる「森の香りのインテリア」
ポテトチップスのようなパッケージに入っているのは、吉野杉の木片。
チップ状態に加工された「ヨシノチップス」は、吉野杉から抽出したオイルを使用した100%自然由来の“香るインテリア”だ。
©Makuake
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販売するのは建設会社の「淺沼組」というのがおもしろい。なにしろ建材として使われる吉野杉、それも市場に出回らない樹齢130年ものとなれば、建設会社でないと入手できない素材。もちろん、アロマオイルの原料として用いられるようなことも滅多にない。
それをアップサイクルして、杉の香りを活かしたプロダクトに展開したわけだから、かなりのレアもの。
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なんでも、杉の香りは枝葉部と木部で精油に違いが現れるんだそう。森の中で感じる清々しいあの香りは枝葉に由来するもの。かたや木部は、枝葉にはない重厚な香りがする。
杉の香りに含まれる成分には、リフレッシュ効果や、ホルムアルデヒドの浄化機能による空気清浄効果があるそうだから、心を落ち着かせたり、気分を変えたいときにもいい。遠出もなかなか難しい現状、せめて部屋の中で森の香りに包まれていたいもの。
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なお、同じ吉野杉から抽出した精油「ヨシノドロップ」も同時発売。5ml入りだが、一日一滴の使用でおよそ100回分の使用が可能だ。
ところで、杉を製材する際に生じる端材は、本来捨ててしまうものだそう。それを資源ととらえ直すことでプロダクトに落とし込んだ「ヨシノチップス」。クラウドファンディングで得た収益は、持続可能な林業支援のため全額寄付を予定しているという。
「ヨシノチップス」「ヨシノドロップ」ともに4000円(税込)。
『ヨシノチップス』
Top image: © Makuake