韓国で40年続く「餅屋」が原宿へ。野菜そっくりの“もちもちパン”日本初上陸
韓国発のスイーツブランド「ジョンナンミミョンガ(JUNGNAMMI)」が、2026年7月30日に東急プラザ原宿「ハラカド」へ日本初の常設店をオープンしました。
これまで日本各地のポップアップストアでは、毎回およそ300人もの行列ができていたというこのブランド。ようやく「並ばなくても買える場所」ができたわけですが、このお店が売っているものの正体を知ると、ちょっと驚くかもしれません。
もち米の生地を野菜の形に包む
海の向こうの「手仕事」が原宿に届くまで

ジョンナンミミョンガの看板商品は「VEGGIE RICE BREAD(野菜パン)」。さつまいもやとうもろこし、にんにくに長ねぎ──全12種類の野菜や果物にそっくりな見た目のスイーツパンです。
ただ、「パン」と名乗っていますが、小麦粉ではなく韓国産のもち米が主原料。パイナップル味を除いてグルテンフリーで、もちもちとした食感は完全に「餅」の系譜にあります。
この商品を生み出したのは、1986年に韓国で創業した老舗の餅店。名匠ジョンナンミ氏が「若い世代にもお米の魅力を届けたい」と、韓国の伝統的な餅文化とパン文化を掛け合わせて開発しました。
そして何より印象的なのは、製造の現場です。韓国北部の港町・江陵(カンヌン)に暮らす「オモニ」──お母さんたちが、ひとつひとつ手作業で成形しているのだそう。
原宿のど真ん中に届く商品の裏側に、海の向こうの台所のような手仕事がある。そのギャップが、このブランドの一番の魅力だと感じます。
製パン大会で3位に食い込んだ
「町の餅屋」の技法
ジョンナンミ氏自身のストーリーも、このブランドの熱を支えています。
韓国の製パンサバイバル番組『天下製パン(Bake Your Dream)』──世界各国から72名のパン職人やパティシエが集まる競技番組に、彼女は「町の餅屋のパン職人」として出演。第1ラウンドで総合3位を獲得しました。
最新の製パン技術を競う場で、伝統的な餅の技法が上位に食い込んだという事実。これは単なるテレビの話題にとどまらず、「古いもの」と見なされがちな食文化が、実は最前線で戦える力を持っていることの証明でもあります。
日本でも『めざましテレビ』や『ひるおび!』など多くの情報番組で取り上げられ、注目が広がっています。
もちもちの食感が、言葉より先に伝えてくる

原宿という街は、常に新しいものが生まれては消えていく場所です。そこに「40年続く餅屋」が常設店を構えるというのは、少し不思議な光景にも思えます。
でも考えてみれば、私たちが「新しい」と感じるものの多くは、古い技術や文化の読み替えから生まれています。もち米の生地を野菜の形に包むという発想は、まさにその好例ではないでしょうか。
伝統と聞くと構えてしまう人ほど、まずは一口かじってみるといいかもしれません。もちもちの食感が、言葉より先に何かを伝えてくれるはずです。
ジョンナンミミョンガ 原宿ハラカド店
【店舗名】ジョンナンミミョンガ(1階)/ジョンナンミ テラス(6階)
【場所】東急プラザ原宿「ハラカド」(東京都渋谷区神宮前6-31-21)
【営業時間】1階 11:00〜21:00/6階 11:00〜23:00
【オープン日】2026年7月30日(木)
【オープン記念イベント】2026年7月30日(木)〜8月1日(土)、6階テラスにてジョンナンミ氏による実演(15:00〜/17:00〜、各回限定10名)






