「返事をした時だけ届く」solneが始める、ユーザー主導の定期購入

サブスクや定期購入で「解約のしかたがわからない」「気づいたら届いていた」という経験、一度はあるのではないでしょうか。スキンケアブランド「solne(ソルネ)」が打ち出した新しい買い方は、その前提ごとひっくり返すものでした。

年間9万件超のトラブルが
生んだ「逆向き」の発想

通信販売の定期購入にまつわる消費生活センターへの相談件数は、2023年度が約8万件、2024年度が約8.9万件、2025年度は9.3万件超と3年連続で増え続けています。独立行政法人国民生活センターのデータです。

多くのサービスが「解約ボタンを見つけやすくする」「手続きを簡略化する」といった改善に取り組んでいますが、solneを運営する株式会社chottoが選んだのは、もっと根本的なアプローチでした。

2026年11月11日に提供開始される「そろそろsolne」は、商品がなくなる頃にLINEで「そろそろ、いかがですか?」と1通メッセージが届く仕組みです。

ユーザーが「発送してください」と返事をして、はじめて受注と請求が発生します。返事をしなければ、何も届かず、請求もされません。

つまり、一般的な定期購入が「解約するまで届き続ける」のに対し、この仕組みは「返事をした時だけ届く」。継続の意思表示を出す側が、事業者からユーザーへと入れ替わっているのです。

「お休み」4回で
事業者側から自動終了

驚くのは、解約という手続き自体が存在しないことです。

「今回はお休みします」を4回続けて選ぶと、事業者側からお伺いを自動的にやめる設計になっています。何も返事しないまま放置しても、6か月で終了。再開したくなったらマイページからいつでも戻れます。

代表の山下未紗さんは「お返事がなければ、売上にはなりません。でも、それでいいと思っています」とコメントしています。たくさん買ってもらうことより、必要な時に思い出してもらえることを優先するという考え方です。

既存の定期購入サービスでは「返事があった時だけ受注をつくる」仕組みが組めなかったため、ECサイトと管理画面をまるごと自社開発したといいます。

設計図の無償公開という
もうひとつの逆転

さらに注目したいのは、この仕組みの設計ノートと開発用の文書一式を、2026年8月から誰でもダウンロードできる形で無償公開していることです。すでに設計を受け取り、自社で検証を始めた事業者もあるとのこと。

「真似されたら困る」ではなく、同じ考え方が広がること自体を歓迎している姿勢がここにあります。

私たちの日常には、やめたいのに惰性で続けているサブスクがいくつあるでしょうか。化粧品に限った話ではありません。「黙っていれば続く」が当たり前になっている仕組みの側に、本当は問題があったのかもしれない。solneの試みは、そんな問いを静かに投げかけています。

solne wash(洗顔料)+ solne mist(化粧水)セット

【ブランド】solne(ソルネ)
【商品】solne wash(洗顔料)+ solne mist(化粧水)セット
【価格】1回のみ購入 7,700円(税込・送料無料)/「そろそろsolne」利用時 6,930円(税込・送料無料・10%オフ)
【発売日】2026年11月11日(水)
【予約開始】2026年10月14日(水)
【販売】solne公式オンラインストア
【設計の知見共有パック】無償ダウンロード

Top image: © 株式会社chotto
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