年老いた母から、娘へ贈った手紙が心に刺さる。「小さい頃を思い出して」
ここで紹介するのは、「Lessons Learned in Life」で掲載された、年老いた母が、娘に贈った手紙という記事。すこし物忘れをしやすくなってしまった母が、娘に知っておいて欲しいこととは?
親愛なる娘へ
私は年を取っていくけれど、どうか我慢強くいて欲しいの。そして私のことをもう少し理解してちょうだい。
私が何度も同じ話しを繰り返してしまう時に「前にも同じこと言ったじゃない!」といって話を中断させず聞いてほしいの。あなたが小さかった頃のことを思い出してみて。眠りにつくまで、何度も同じ話を読み聞かせたことを。
私がお風呂に入りたくないと言っても、そんなに怒らないで。
あなたが小さかった頃、シャワーが嫌で言い訳しながら逃げまわるのを、走って追いかけたでしょう?
新しいテクノロジーに、ついていけない私にもう少し時間をちょうだい。あなたに辛抱強く、何度も食事のマナーや着替えの方法を教えて何か問題があっても一緒に頑張ったことを思い出してみて。
私は年を取っていくけど、我慢強くいて欲しいの。私が今経験していることを理解してちょうだい。
話についていけないことがあっても、思い出すための時間をちょうだい。もし思い出せなかったからといって、心配したり、イライラしたり、横暴にならないで。あなたと一緒にいることが、私にとって一番幸せだということを知ってほしいの。
年老いて以前のように足が動かなくなったとしても、あなたが初めて歩いた時にしたのと同じように手を差し伸べて。
私がこの世からいなくなってしまう日が来ても、悲しまないで。人生の最期の時に、そばで愛を与えてくれてありがとう。私たちが一緒に過ごした楽しい時間は、かけがえのないものよ。ありがとう。
弾けるような笑顔と、あなたに対する大きな愛を捧げて。
私がただ言いたいことは、あなたを愛しているということ。
世界中の何よりも、大切な娘へ
ここで紹介した手紙は、ネット上で流布している有名な話で今更と思う人もいるかもしれません。ただ、この短いストーリーから「家族の愛」を感じた人も多いのではないでしょうか。
Licensed material used with permission by Lessons Learned in Life