【速報】錦織圭、難敵アンディ・マレーに完敗。ベスト4で終戦
男子テニスツアーの ロジャーズ・カップ準決勝は、第四シードの錦織圭が第二シードのアンディ・マレーに3-6、0-6でストレート負け。二戦連続の「BIG4」撃破とはならず、準決勝敗退となった。
通算八度目の対戦にしてようやく初勝利を収めた前日の準々決勝ラファエル・ナダル戦。その勢いそのままに決勝進出を目指した錦織だったが、第1セット第2ゲームで早くもブレイクを許すなど序盤からマレーに試合の主導権を握られてしまう。
得意のファーストサービスの確率が低く、なかなか波に乗れないでいると、緩急をつけたマレーの多彩な技に翻弄され、第1セットを3-6で落とした。
挽回を期した第2セットも、第1ゲームのサービスゲームを落とすなど、エンジンがかからない錦織。以降は、完全に試合を支配したマレーの前になすすべがなく、一方的な展開に。結局、第2セットは1ゲームも奪うことができず、3-6、0-6のストレート負け。タイトルを目指した錦織の戦いはベスト4で幕を閉じた。
残念ながら、1時間5分とあまりにも短い試合となってしまったこの敗戦。宿敵に快勝した前日の結果を受け、準決勝に臨むためのメンタルコントロールは非常に困難なミッションだったと推測される。加えて、こちらが考えているよりもはるかに深刻な疲労の蓄積と負傷の影響もあったはずだ。
この敗北を本人がどう受け止め、今後の糧にするのか。世界一を目指す錦織の挑戦はまだまだ終わらない。