【速報】日本人医師がイグ・ノーベル賞を受賞。

2015年9月18日。日本人医師、木俣肇氏がイグノーベル賞を受賞した。この賞は「笑える」「考えさせられる」研究が対象に選ばれるノーベル賞のパロディ版。一部の人々にはノーベル賞以上に注目されており、奇抜な研究がユーモアあふれる授賞式で発表される。

01.
ちょっとおかしな
トンデモ研究ばっかり!

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この度発表された木俣肇氏の研究の内容は「キス」に関するもの。どんな変な研究かと思えば案外マジメかもしれない。

Psychosomatic Research」に掲載された研究論文によれば、アレルギー性鼻炎とアトピー性皮膚炎を持つ、それぞれ24人の患者に30分ほどソフトなBGMを聞きながらキスしてもらった。すると、血液の単核細胞が急激に増加。免疫が強化され、腫れもアレルギー反応も抑えられる効果があったという。ちなみに、セックスにも同様の効果があることを発見。
まさに、愛の力でアレルギーを抑制できることを証明した科学者となった。

02.
その他の受賞研究は?

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その他にもどんな偉大な受賞者がいたのか気になるところ。ちなみに今年のテーマは「LIFE」だそうだ。以下に紹介する。

■化学部門
半熟卵を作れる化学的レシピを確立。
■物理学部門
哺乳類の膀胱が21秒で空っぽになることを立証(誤差±13秒あり)。
■言語学部門
「はぁ?」という言葉が全言語に存在することを発見。
■経営学部門
ビジネスリーダーのほとんどが、子供の頃から緊急時にリスクをとる選択をしていたことを発見。
■経済学部門
バンコク警察が、賄賂を受け取らなかった警官にボーナスの支払いを決断。
■医学部門
熱烈なキスやセックスの生理学的効能を調べた研究結果。
■数学部門
モロッコの皇帝がどうやって888人もの子供を作ったのか、数学で実証。
■生物学部門
ニワトリのお尻に棒をくっつけると、恐竜みたいに歩くことを発見。
■診断医学部門
車で道路の縁石に乗り上げた時の痛みで盲腸を診断する方法を確立。
■生理学部門
体のどこを蜂に刺されたら一番痛いかを立証。痛みの弱い箇所:頭頂部、つま先、上腕部。痛みの強い箇所:鼻の穴、唇の上、陰茎。

中には、かなり無茶に思える研究もあるが、ファンの期待を裏切らない結果は「今年もロックしていた」とインターネットで揶揄されている。

授賞式の様子を記録した動画も終始奇天烈な雰囲気だ。興味がある人はチェックしてみては?

Reference:Improbable Research,(YouTube),Psychosomatic Research

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。