【速報】NASAが「地球そっくりな惑星」を発見!

2015年7月23日、NASAは地球と非常に近い環境を持った惑星を発見したとの発表を行いました。

「Kepler-452b」と名付けられた惑星は、太陽系外でもう1つの地球を探すために発射された宇宙望遠鏡、ケプラー探査機によって発見されたもの。
「生命居住可能領域」とも呼ばれているハビタブルゾーン内で発見されたその惑星は、太陽に似ている恒星の周囲を385日周期で周っており、恒星との距離も地球と太陽との関係に非常に近く、気温も地球とほぼ同じだとか。

85singo_452b_system_comparisonReference:NASA/JPL-CalTech/R. Hurt

そのサイズは地球より60%程大きいようで、地球と同じ岩石質の惑星であることがわかっています。地表には液体もあり、生命体が生存できる環境を充分に持っているそう。

その明るさなどから、およそ60億年前に誕生した惑星と思われ、恒星も太陽より15億年前に誕生したものと推測されています。つまり、地球環境の未来の姿がそこにあるとも考えられており、今後の観測結果に高い期待が寄せられているようです。

NASAワシントン本部のジョン・グランスフェルド次長からはこんなコメントが。

「我々は、"Earth2.0”の発見にまた一歩近づいた」

実は、これまでにも地球に似た環境を持つ惑星は4,696個発見されていますが、今回発見された惑星はその中でも最も地球の環境に近いもの。地球から1400光年離れた宇宙の彼方に存在しているため、すぐに現地に行けるというわけではありませんが、観測を続けていくことでどんな発見があるのか、今後も目が離せません。

Top photo by NASA/JPL-Caltech/T. Pyle
Reference:NASA

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