「地球は青…いだけではなかった」
1961年、ユーリイ・ガガーリンが人類初の有人宇宙飛行士として、宇宙に飛び立ってから56年の月日が流れた。
「地球は青かった…」
宇宙からの帰還を果たしたガガーリンが語ったこの有名なフレーズは、日本語に変換される過程で意訳され、短い言葉になったようだ。なので、この言い回しは日本だけで、他国ではあまり認知されていないとのこと。
当時の原文を探ると、どうやら長文でその一部分に「地球は非常に暗かった。一方、地球は青みがかっていた…」とあるらしい。つまり、地球は青い…だけではなかったのだ。
それを証明しているのが、NASAによる宇宙から撮影された地球の姿。青を基本としながらも、あらゆる色が混在していることが分かるはず。
では、息を飲むような「色彩」を堪能して欲しい。
南極
アメリカ
東海岸
アラスカ
ブルックルズ山脈
アラビア半島
ルブアルハリ砂漠
アメリカ
南アパラチア山脈
イタリア
ヴェネツィア
スペイン・ポルトガル
イベリア半島
北アフリカ
南太平洋
バヌアツ諸島
アメリカ
五大湖と中西部
美しい惑星、地球──。
その背景には、多様な表情がある。だとするならば、こうも言えるのではないだろうか。多様性こそが、美しさをつくるのだと。
壮大な写真を目の前にしながら、そう強く感じた。
Licensed material used with permission by NASA