あの有名な写真が撮影されたのは「偶然」だった。

アポロ11号──

この言葉を聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、人類が初めて月面着陸をしたことだろう。世に捏造説があるとしても、幾度となく行われてきた「アポロ計画」の中で、最も有名なミッションであることには違いない。ただ、アポロ11号同様、人類に大きな影響をもたらしたミッションは他にもある。

アポロ8号──

有人ロケットが、初めて月の軌道にのって周回飛行したのがこの時だ。つまり、この時人類は初めて月の裏側へ行った。そしてそれがキッカケとなり、その後、人類史上最も有名な景色の1つと言える、あの光景が写真におさめられたのだ。

「地球の出」

この撮影、じつはほぼ偶然おこな話割れたものだったと、「The School of Life」はいう。

私たちは皆「地球の住人」

1968年のクリスマスイブ、ロケットに搭乗していた宇宙飛行士の1人、アンダースが、ミッションのために撮影していた被写体から、カメラを動かした。

するとそこにあったのは、月の地平線から昇る、丸く輝く青い物体。

それこそ、私達が住む地球。その瞬間、人類に自分達が生息している場所を外から見る機会を与え、そして驚きを与えた。

地球には限りないエネルギーがあるように思えてしまう。

しかし、本当は銀河、さらに言うと太陽系にある、ただのミディアムサイズの惑星でしかないということを思い知らされたわけだ。

「地球の出」こそ、私達が地球に対する思いやりや愛を持つキッカケとなったものだった。

ここでは、あまりにも有名なあの一枚の写真の出自についてだけピックアップしたが、日常生活の中でこの写真をどう上手く取り入れていけるかは、以下の動画でじっくりどうぞ。

Licensed material used with permission by The School of Life
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。