地球が描いた「A〜Z」をNASAが衛星写真で公開。遊び心が楽しい・・・
きっかけは、ある調査で確認した衛星写真。Adam Voilandさんは、カナダで観測された火山灰の影による「Vの字」を見て、NASAの写真を使ってアルファベットを26文字集められないか?と考えたそう。
もちろん探すのに苦労した文字もありましたが、自然の「A~Z写真」は見事に完結!圧巻です。ちなみにaとbとrを探すのに、とても苦労したそうですよ。
「α」
南極大陸?と思いきや、アメリカ・ユタ州「ボウノット・ベンド」。
「b」
アメリカ・アーカンソー州「ホラベンド国立野生動物保護区」にある、アーカンソー川。
「c」
バーレーン王国にある人工の島「ドゥラットアルバーレーン」。
「D」
カナダ・アキミスキ島。
「e」
これは、ニュージーランド沖。サウスアイランドから流れた冷たい川の水が、ノースアイランド沖の海に混じったときの様子だとか。
「F」
チベットの山脈を撮影したもの。
「G」
ポリネシア・ピナキ環礁。温暖化の影響で、海面が少しずつ上昇、面積が減りつつあるそうです。
「H」
キルギス共和国の南東部。くっきりと見えた山の背が「H」に。
「i」
タイ・プーケット島の北西部に位置する、インド・アンダマン諸島。サンゴ礁がキレイですね。
「J」
オーストラリア・クイーンズランド州はタウンズビルから近い「トランク・リーフ」。こちらもサンゴ礁が眩しい!
「K」
カナダ・北極圏にある「シミリク国立公園」。2001年に指定を受けたばかりの新しい公園の一部。
「L」
アメリカの北東部の雪がちょうどL字に残っている様子。
「m」
キルギス共和国の北東部。白くなっているのは、氷河が合流し、側面の岩壁を削りとってできた中央堆石。まるでアイスクリームのように見えますね。
「N」
太平洋北部で見られた雲。強風によってできたもののようですが、こんな形になるとは不思議。
「O」
アフリカ西部・モーリタニアにあるクレーター。1〜3万年前にできたものと考えられているのだとか…。
「p」
カナダ・マッケンジー川の様子を高性能光学センサー「ASTER」で捉えたもの。模様と色が刺激的!
「Q」
インドにある、「ロナール・クレーター」。見事なQですね。5万年以上前に隕石によってできたもので、湖になっています。こちらも光学センサーによる撮影。
「r」
アルゼンチン・ロスアレルセス国立公園内にある、メネンデス湖。パタゴニア北部にあり、秘境と言われています。
「S」
大西洋、渦巻きいてS字にうねっている雲。
「T」
アラブ首長国連邦にある、とある街。砂漠の中に緑が一部広がっています。
「U」
アメリカ・ユタ州、グースネックス州立公園にある、巨大なサン・ワン川。
「V」
ロシアの活火山「シベルチ山」から流れる火山灰の影が奇跡的に「V」の字に。
「w」
アフリカ東北部とアラビア半島に挟まれている「紅海」の上を舞う塵が写ったもの。
「x」
北極海にある世界最大の島、「グリーンランド」北西部の写真。
「Y」
ナミビア・ウガブ川。「ASTER」で捉えたもので、年に数日しか流れないと言われている砂漠の川です。
「Z」
カナダ上空に流れる雲…ではなく、複数の場所で発生した山火事の煙を捉えたもの。こんなふうにジグザグに流れることもあるんですね。