突然「月」がジャマしてきた!NASAが貴重な映像を公開
「Photobomb(フォトボム)」という言葉を知っていますか?写真を撮ろうとしたとき、急に友だちが割り込んできたり、後ろでこっそり変顔してたりする、ちょっとした「おふざけ」のこと。
じつは今、「月が地球にフォトボムした!」と話題になっている映像があるんです。NASAが公開したのは、人工衛星の「DSCOVR」が貴重な瞬間を捉えたもの。年に1〜2回しかこのタイミングは訪れないのだそうです。
あ、ちょっと前失礼します
まるで作り物のようにも見えるこの映像は、7月4日の23:50から5日の3:18まで、約3時間半かけてインド洋と太平洋の上を移動した月が映り込んだもの。gifで見ると、スーッと舞台袖にはけていくサマが、なんとも愛らしいですね。
そもそもこの映像は、米国海洋大気庁のNOAAが、地球から約160万km離れた空間からNASAのEPIC(地球多色イメージングカメラ)を使って観測しているもの。太陽に照らされている側面を追いかけているのです。
観測以来、月が横切るのは今回が2度目。前回は約1年前の2015年7月16日だったとのこと。
ちなみにここに映っているのは「月の裏側」です。普段地球からは見えないところなので、そこもまじまじと見ておきたいところ。
Licensed material used with permission by NASA