Z世代の「欲しい!」を形に。共感を呼ぶ香水開発の裏側
街を歩けば、カフェのBGMも、ショップのディスプレイも、SNSのトレンドも、めまぐるしく変化する毎日。そんな情報過多な時代を生きる感度の高い世代にとって、「本当に欲しい」と思えるモノに出会うのって、意外と難しい。
そんな心を掴む、Z世代ど真ん中の「エモい」香水にスポットを当ててみよう。
ティーンのリアルを詰め込んだ香水
Z世代のトレンドを牽引する雑誌『nicola』と、幅広い世代から愛される「エンジェルハート」、そしてバラエティショップ「ドン・キホーテ」が異色のコラボ。Z世代の「いま欲しい」を形にしたフレグランスが、2025年4月1日から全国のドン・キホーテ店舗で発売されている。
創刊28年の歴史を持つ『nicola』は、読者との距離の近さが魅力。読者組織「ガールズラボ」を通じて、Z世代の香水に対する意識調査を実施。集まったアンケートは1000件を超えるという。
香りの好みはもちろん、香水を使いたいシチュエーションや、学校の規則など、リアルな声が商品開発に反映された。ファンイベント「ニコラミーティング」では、読者約80名を対象に対面リサーチも実施。「学校につけていくならこの香り!」「クリアなボトルが今っぽい」など、本音を引き出した。

「青春エモ」とパーソナルカラー
完成したフレグランスは、Z世代に人気の淡いカラーを中心としたボトルデザイン。取り外し可能なシリコン製リボンもキュート。
パッケージのテーマは「青春エモ」。どこか懐かしい、エモーショナルな雰囲気がZ世代の心を掴む。さらに、香りごとに異なるイラストが描かれ、個性を表現できるのもポイント。
近年、パーソナルカラー診断が人気を集めているように、Z世代は自分らしさを追求する傾向が強い。香水も、ファッションやメイクと同じように、個性を表現するツールの1つとして捉えられているに違いない。


香りのレイヤードという選択肢
香りが導く、新しい自分。
香水の使い方にも変化の兆し。単に香りをまとうだけでなく、複数の香りを重ねて、自分だけのオリジナルな香りを作り出す「香りのレイヤード」を楽しむ人も増えている。
今回のコラボフレグランスは、6種類という豊富なラインナップも魅力。その日の気分やファッションにあわせて、単独で使うのはもちろん、香りを重ねて、自分だけのオリジナルな香りを作り出すのもおもしろい。
香水は、自己表現の手段であり、日常を彩る魔法。
「今日はどんな香りをまとおうかな?」そう考える時間も、また楽しいもの。香りは、記憶と結びつきやすい。お気に入りの香りを身につければ、過去の素敵な思い出が蘇ってくるかもしれない。また、新しい香りに挑戦すれば、まだ知らない自分に出会えるかもしれない。
香水が、あなたの個性を引き出し、新たな魅力を発見するきっかけになる。そんな予感がする。

『青春エモフレグランス』
【発売場所】全国のドン・キホーテ・アピタ・ピアゴ
※一部店舗を除く
【発売日】2025年4月1日
※店舗によって発売日が前後する場合があります
【価格】2,200円(税込)