「NASA」が「天の川の音」を公開!?
美しい宇宙の画像を見ていると時間を忘れて見惚れてしまうが、それらの画像はすべて望遠鏡で得られたデジタルデータを可視化するために画像に変換したものである。
つまり、そのデータを音に変換すれば“宇宙の音”を聴くこともできるのだ。
そういった技術は「ソニフィケーション」と呼ばれているらしいのだが、なんと「NASA」が天の川から得られたデータを音に変換して公開。
美しい音色が添えられて、不規則ながらも幻想的な1曲がYouTubeにアップロードされ注目を集めている。
© NASA's Marshall Space Flight Center/YouTube
今回の「ソニフィケーション」で使用されている天の川の画像は、チャンドラX線望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡、スピッツァー宇宙望遠鏡で得られた可視光線、赤外線、X線の写真データが合成されて作られているとのこと。
画像左から右へと可聴化されていき、画像上部の光が高音、下部の光が低音に変換される。また、光の強さで音量が変化し、ガスや塵の雲はドローンのような音になるようだ。
「スミソニアン天体物理観測所」が運営する「Chandra X-ray Observatory」では、ほかにもカシオペヤ座Aと、わし星雲の「創造の柱」を可聴化したデータが公開中。
天の川とはまた違った不思議な音に仕上がっているので、気になる方はこちらからチェックしてみてはどうだろうか。
Top image: © NASA/CXC/SAO/K.Arcand, M.Russo & A.Santaguida