【映像公開】「NASA」が火星の空に「ヘリコプター」を飛ばす！

先日19日、米航空宇宙局「NASA」は、火星に着陸した無人探査機「パーシビアランス」が搭載したヘリコプターの飛行実験に成功したことを発表。

ヘリコプターが地球以外の天体を飛ぶのは史上初の出来事で、歴史的に重要な一歩となったようだ。

火星を飛行したヘリコプター「インジェニュイティー」は、機器類を積んでいない立方体の胴体に、重さ約1.8kg、長さ約1.2mの回転翼を取り付けた、極めてシンプで軽量な機体。

であれば、簡単とも思えるこのミッションだが、重力が3分の1ほどで、大気が薄く、機体表面にかかる圧力も地球の1%ほどしかない火星において、ヘリコプターを飛行させるのは、未知な部分が多く、高い難易度であったという。

今回のミッションの成功を経て、今後、火星探査において、ヘリコプターが利用できる可能性が開けたようだ。

航空学的にも、宇宙史的にも大きなこの一歩。人類の火星進出にも、大きく近づいたかもしれない。