「NASA」が火星居住シミュレーション用の施設を3Dプリンターで製作
将来的に宇宙飛行士を火星へと送る準備を進めている「NASA」が、「ジョンソン宇宙センター」に火星居住シミュレーション用の施設を3Dプリンターで作ったようだ。
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この施設には、ボランティアのクルーが1年間滞在する予定とのこと。期間中、クルーたちは船外活動やロボット操作、農作物の栽培などを行うという。
また、施設内にはジムやキッチンなどがあり、模擬火星生活を送る環境が整備されているらしい。
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ただ、クルーたちの生活は必ずしも快適とはいえないようで、資源不足や孤立、機械の故障などのストレスに直面するそうだ。これは、できる限りリアルな火星生活に近づけるためだという。
シミュレーションは、6月からスタートする予定とのこと。1年間の生活を終えるころには、人類は火星へとさらに近づいているかもしれない。
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