NASA宇宙飛行士を調査してわかった「マルチタスクを円滑にこなす秘訣」。

いくつもの作業を一気にまとめて片付けようとすると、効率がよくない。よく耳にする話です。MITの神経科学者アール・ミラー氏は、脳内で行われている作業についてこう説明しています。The Guardianより抜粋。

「人間が複数の作業をこなしているときは、一つひとつの作業をスイッチしながら交互に片付けているだけに過ぎません。それぞれ認知するたびに負荷がかかっています」。

EQ(心の知能指数)に詳しいトラヴィス・ブラッドベリー博士は、ロンドン大学の研究について言及複数タスクをこなす被験者のIQスコアが低下すると書いており、その影響が顕著に表れるとも。だからこそ、やることをバラバラにして考えひとつずつ片付けることが大切。これもよく耳にする話ですよね。

では、高い集中力を保ち、効率的に作業をこなしていかなければならない上、失敗すれば死んでしまうリスクだって抱えている宇宙飛行士はどう考えているのでしょうか?スコット・E・パラジンスキー氏のコメントがQuartzに紹介されています。

「宇宙では、いくつものタスクを管理しながらその作業の垣根を飛び越え、すべてを円滑にこなしていかなければなりません。それもミスなく。ハードですよ」。

どうすればうまくいくの?

ここからは、NASAのタスク管理に関して調査を行った結果、アリゾナ州立大学のJeffery LePine教授が「地球でも応用できる」と書いたアドバイスを紹介します。タスクマネージメントに加えて、参加者の精神状態などを含めた研究が行われました。

「問題なのは、作業から作業へと移行する際にある“間”です。タスクが複雑だったり、重要だったり、または完結していない場合、次の作業に大きな影響を及ぼす可能性があります。

次の作業にとりかかる際に、これまで何を考えていたのか、何を成し遂げたのか、次の作業で何を成し遂げたいのか、それらをクリアにすることが大切。

重要度の低いタスクをまとめて片付けることも効果大。メールの返信などを間に逐一はさむより、一気に済ませてしまったほうがスムーズ。もちろん重要なものは早いうちに済ましてしまったほうが吉でしょう。

簡単な作業をスイスイ済ませたあとで家に帰れるので達成感だって味わえます。そこが火星であろうと、オフィスであろうと、変わらず応用できますよ」。

大切なのはスピードではなく、
正しい順序で作業すること。

具体的にまとめると、重要なのは下記4点でしょうか。

・作業の順序を整えて、ひとつずつ対応する。

・手を付けるのは、難しいことから。

・作業がスイッチするときに、前後の作業に関する目的や達成度を明確にしておく。

・1日の終わりに簡単な作業を一気に済ませる。

忙しくなってきた時に、気をつけておくといいかもしれませんね。

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