宇宙飛行士になった気分で「宇宙ステーション内部」を旅する18分

地球からおよそ400キロ上空を飛行する、国際宇宙ステーション(ISS)。その内部を映し出した映像が、NASAによって公開された。およそ18分間の4K動画は、ISSのエリアマップとともに、宇宙飛行士たちがどんな場所で滞在生活を送っているかがよく分かる。

そこは、配線とダクトが
支配する空間だった

そこは、無数の配線で繋がれた世界だった。

もっとスマートで簡素な内部を想像していた人は、ちょっと拍子抜けするにちがいない。あらゆるケーブルが縦横無尽に張り巡らされ、その間に無数のモニターや、カメラ、PC、工具類などがはめ込まれるように設置されている。

映像には、宇宙飛行士たちがどこで食事をし、どんな場所で寝ているかも登場する。あらゆる角度に設置されたラップトップPCを見るにつけ、そこが無重力の世界であることを実感させられる。

先月帰還した、日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんも、この空間で4ヶ月に渡り滞在を続けた。あなたも、一人の宇宙飛行士に選ばれたつもりで見てほしい。

宇宙飛行士になった気分で
ステーション内部を旅する18分

 1968年に公開された映画『2001年宇宙の旅』。スタンリー・キューブリック監督は、配線やダクトがまったく見えない、シンプルでスタイリッシュな宇宙船内を描き、未来の宇宙旅行を可能性を示唆した。

こちらはあくまで宇宙環境の研究目的、ということもあるんだろうが。人々がいつか、宇宙へと自由に行き来できるようになる頃には、船内の意匠も凝ったものになるんだろう。たとえば民間企業SpaceXが想定している、こんなイメージがそれに近いのかもしれない。

 

Reference:SpaceX
Licensed material used with permission by NASA
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。