宇宙飛行士となり国際宇宙ステーションをVR体験せよ!

2018年に民間人2人を乗せたロケットで、月周回計画を行うと発表したスペースX。夢の未来が着実に近づいている感触はあるんだけど、それでもまだまだ先の話。けれど仮想現実の中となれば話は別だ。VRはボクらを宇宙飛行士にだってさせてくれる。

いざ、地上400キロの宇宙へ

これは、地上から約400キロ離れた宇宙に浮かぶ、国際宇宙ステーション(ISS)の内部を再現したイメージだ。せまいダクトのようなスペース、むき出しの配線、そこへボールやペンらしき物体がふわふわと、無重力の目の前を通り過ぎていく。

NASAらが全面協力
リアルさに自信アリ

VRヘッドマウントディスプレイで知られるOculus社がリリースした、『Mission:ISS』は、ISS内部の様子を伝えるだけではなく、貨物カプセルのドッキングや宇宙遊泳しながらの船外活動など、実際にISSに生活する宇宙飛行士さながらのミッションにあたるリアルシミュレーションだ。

なんでも、実際にISSに滞在し、作業にあたった本物の宇宙飛行士らからヒアリングを行うなど、NASA、ESA(欧州宇宙機関)、カナダ宇宙庁らの協力を得て制作されたというから、“再現度”はかなりのもの、と期待してしまう。

動画だけでもワクワクできる

ちなみに『Mission:ISS』は、現在Oculus Storeにて無料公開されているが、当然Rift(ヘッドセット)とTouch(ハンドコントローラー)があってはじめてプレイできるもの。

では、動画だけじゃワクワクしない?そうだろうか。見上げた空の向こうに、このステーションが周回している。その窓から宇宙飛行士たちも、きっとこの星を見下ろしているはずだ。

ISSを自在にめぐり
知識を学ぶVR体験

多くの人が宇宙飛行士を夢見るなかで、これまでその場所にたどり着いたのは、JAXAの情報によると、わずか550人(2016年10月時点)ほど。でもいつか、こうしたバーチャルの世界を体験していた世代が、リアルな宇宙へと飛び立っていく日がくるに違いない。

Reference:JAXA
Licensed material used with permission by Oculus
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。