【パリ同時テロ】友だちの安否確認ができる「Facebookの機能」。開発のきっかけは、東日本大震災だった・・・
2015年11月13日夜(日本時間14日早朝)、フランス、パリのレストランやコンサートホール、劇場など6カ所で、銃撃や爆発によるテロ事件が発生。捜査当局によると、少なくとも150人以上が犠牲になったとAFP通信が伝えている。
そんな中、ここで注目したいのはFacebookだ。現地の人々の安否確認にFacebookは、いち早く対応し、専用ページを開設していた。
その機能は、
3.11をきっかけに開発された
日本政府は、一連の襲撃事件を受けて、パリの日本大使館に現地対策本部を設置し、情報収集や安否確認にあたっている。しかし、その対応よりも早く、友だち同士で無事を確認し合う行動がSNS上では始まっていた。
先の東日本大震災時、多くの人々がSNSを通じて友だちや家族の安否を確認することができた。当時の「伝言掲示板」機能を充実させ、Facebookは2014年10月より「災害時情報センター」を導入していたのだ。
その機能は、ワンタップで災害時に友だちや家族の安否を確認できるほか、ユーザーがプロフィールに登録した所在地で災害が発生した場合、安否確認のメッセージが届いたり、無事を知らせる記事をニュースフィードに投稿できるというもの。さらに、影響を受けた地域にいる友だちを確認し、友だちの無事を知った場合、それを代わりに報告することも可能だ。
今回のパリ同時テロ専用に関しても、安否確認ページが公開されている。ページにアクセスするだけで、Facebookでつながっている友だちの無事を確認することができる。パリ在住の日本人も多く、現地からの情報が少ないなか、こうしたSNSを通じての安否確認に胸を撫で下ろしている人も多いようだ。
ユーザーからは、
こんな声も
さっきから続々とparis terror attacksでの無事が確認されました。と災害情報センターから友人たちの情報が届く。Facebookありがたいです。 — シンディ (@CYNDI_ranco) 2015, 11月 14
(「○○(友達)さんが Paris Terror Attacks で無事が確認されました」とfacebookで流れてきた。本人が無事を知らせる操作をすると表示されるらしい。その人がパリにいることすら知らなかったけどこの機能はいいね。) — Maeda, Rai-chan (@rai_chee) 2015, 11月 14
Reference:AFP , CNN , NHK
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