夜型人間に共通する10の特徴
「早起きは三文の徳」など、早寝早起きをする人は働き者でデキる人で、夜更かしをする人は不摂生で仕事もデキない人、というイメージはいまだに根強いものがありますが、それはまだ電気がなく、太陽の光だけが頼りだった時代のお話。オバマ大統領だって夜型人間であることを公言しています。現代のデキる夜型人間の共通点とは?
1.夜型人間は集中力が持続するマラソンランナー
朝型人間の集中力は午前中に高く、スタートダッシュに優れていますが、午後の3時か4時には集中力がスタミナ切れを起こしてしまいます。
一方夜型人間は夜9時頃に集中力がピークに達し、それが朝方まで続くので、集中して長時間の仕事ができるのです。
2.夜型人間はクリエイティブな芸術家や起業家向き
モーツァルトをはじめとして優れた芸術家には夜型人間が少なくありません。
夜は静かで電話や来客など邪魔されることが少なく、集中して作業ができるのも大きいでしょう。
また、ミラノのサクロ・クオーレ・カトリック大学は夜型の人間は問題に直面したときに、独創的な解決方法を編み出す傾向にあるという研究結果を発表しています。
3.夜型人間はその性質から時差ボケに強い
いくら夜型人間が夜の方が仕事が捗ると言ったところで、私たちの多くは9時から始まる昼間に主な仕事をする社会の中で生きています。
ですから夜型人間は日常生活を送りながら常に時差ボケ(社会的時差ボケ)状態にあるわけで、普段からそれに順応しているので、海外出張時など、朝型人間が時差ボケに苦しんでいる時に力を発揮できます。
4.夜型人間はチャンスを掴みやすい
人との出会いのチャンスと言えば、アフター5の飲み会や食事会ですが、朝型人間はこの時間にはもう電池切れです。
その点夜型人間はこの時間からが本領発揮ですので、積極的に人と関わることができます。
当然そこから新たなチャンスに巡り会うことも多いというわけです。
5.夜型人間は攻めの姿勢で積極的にリスクをとる
夜型人間は朝型人間よりもリスクを取ることをいとわないと言われています。
右へならえではなく、他人と違うことにもあえてチャレンジしようという傾向があるので、会社の経営者や、周囲を引っ張っていくプロジェクトリーダーに向いているのです。
6.夜型人間は寒い冬の朝が大の苦手
寒い冬の朝にぬくぬくの布団から出るのは勇気がいりますが、夜型人間はこれが人一倍苦手。
夜型人間は血圧が低めな人が多い上に、起床時の体温が朝方人間よりも低いという実験結果も出ています。
その上体温を上げる燃料になる朝食を食べる習慣がない人も多いので、お昼ごろまでは体温が低いまま低空飛行状態が続きます。
7.夜型人間はお金持ちの成功者になれる?
オバマ大統領をはじめとして、数々の成功者には夜型人間が多く、スペインのマドリード大学の調べによると夜型人間の方が所得も高いそうです。
一方日本の雑誌、プレジデントの調べでは逆に朝型人間の方が貯金が多いという結果もでていますが、これは人間年をとるにつれて起床が早くなるので、高齢者ほど朝型になるという事実の分は割り引いて考えなければいけません。
8.夜型人間は試験で実力が出しきれない
実際に社会に出て働き始めれば朝働くも夜働くもある程度自分で裁量できますが、残念ながら学生の間はそうはいきません。
試験は午前中に行われることが多いので、夜型人間はIQが高い傾向があると言われているにもかかわらず、本番で実力が発揮できずに家に帰って夕食を食べている時に「しまった!あそこの答えを間違ってた!」と気づくことも。
9.ちょっと気を抜くと太ってしまう夜型人間の苦悩
夜型人間の天敵、それは肥満です。
夜は活動が少ないために基礎代謝が下がって太りやすい環境になっている上に、おいしい夜食の誘惑がいっぱい。
その誘惑に負けてしまっては、ぜい肉だらけのぽっこりお腹ということにもなりかねません。
どうせ食べるなら規則正しく同じ時間に食べましょう。カロリー計算は必須です。
10.無理せず環境に適応する能力が高い
世間では夜型人間はダメという風潮が強いにもかかわらず、夜型のライフスタイルを変えない人は、元々変える気がないのでしょう。
朝型社会の中で夜型人間として生きていくチョイスをしたということは自分に無理をせず、ありのままで環境に適応する能力が高いということです。
これこそがデキる夜型人間に共通する一番の長所かもしれません。
夜型人間は遺伝子レベルで決まっていると言われています。大昔、人間がまだ野生動物の襲撃に怯えながら暮らしていた頃、夜中仲間が寝ている時に起きて見張り役をする者が必要でした。こういう縁の下の力持ちが現代の夜型人間のご先祖様かもしれません。