「人は、夜型の方が優秀」。夜ふかしのまっとうな言い訳が可能に?
「I Heart Intelligence」で、ライターのChase Holik氏が、夜ふかしする人は早起きする人よりも賢いという内容の記事を書いています。早起きのメリットはよく書かれていますが、夜ふかしについていいイメージがある人は少ないのでは? 記事によると、夜型の人のほうがクリエイティブで、心も穏やかなのだとか。
「早起きは三文の徳」ということわざは有名ですが、早起きすることがいいことだけとは限りません。夜ふかしする人は、朝起きることが苦手な傾向にあります。でも彼らにとっては、夜の方が生産性が上がるのです。夜ふかしをする人は早起きする人よりも賢いという科学的な調査結果さえあります。
ここに、夜ふかしする人が早起きする人よりも賢い4つの理由をまとめます。
01.
既存の枠に縛られない
反発心がある
夜ふかしをする人の多くは、なぜ自分が他の人よりもクリエイティブなのか分かっていません。
夜に仕事をする人は、今までの方法に囚われず新しいことを生み出そうとします。仕事を教えてくれるような頼れる存在がいないので、何をすればいいのか分からず自由に取り組むからかも知れません。
いずれにせよ、それが彼らの創造性をかき立てるのです。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスによると、夜ふかしをする人は従来の方法に対して反発する心が強いそう。
02.
自分だけで
ゆっくり考える時間がある
考えすぎることがいいとは限りませんが、夜ふかしをする人に関して言えばそうでもありません。彼らは、1人で時間を過ごすことが多いのです。なぜなら家族や友だち、同僚などはすでに寝てしまっているかダラダラと時間を潰しているかのどちらか。夜ふかしをする人にとって、最高のアイデアが浮かぶのは自分1人で考えている時。朝早く起きる人は、さまざまな人に囲まれて過ごすので1人で考える時間がなかなかとれないのです。
03.
朝遅く起きることで
生産性が1日中高い
夜ふかしをする人が起床する時に、早起きの人はすでにコーヒーを何杯か飲み、自分たちが朝の時間を生産的に過ごしたように感じています。
ですが夜ふかしをする人の朝に、コーヒーは必要ありません。朝遅くまで寝て、たっぷり睡眠をとっているので頭がスッキリしているのです。もう起きていられないという時間まで、目を覚ましているようにすればカラダは深い眠りにつこうとします。そうすると多くの睡眠時間を必要とせずに、生産的な1日を過ごすことができるのです。
1日の終わりに行ったある調査では、夜ふかしをする人は早起きをする人よりも優れた反応を示したとか。夜遅くに眠る人は比較的休息をとっているので1日中頭が冴えている一方、早起きする人の頭は1日の終わりには疲れきっているのです。
04.
心穏やかで
集中力が持続する
夜ふかしをする人はストレスで悩やまず、とてもリラックスしています。そのため、明確な思考で1日を通して集中力を持続させることができるのです。早起きする人は緊張していることも多く、思考がはっきりせずに生産性が向上しなくなります。
1990年代に行われたある調査によると、早起きする人はストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの値が高いことが分かったそう。
夜ふかしをする人は、早起きする人から哀れに思われる傾向にあります。早起きする人がすでに仕事の半分を終えた時、夜ふかしする人は仕事を始めます。でも彼らが本領を発揮するのは、みんなが帰った後の夜の時間。彼らは心が穏やかなので口出しもしませんそ、謙虚な人も多いので、自分たちが賢いなんてことは口にすらしないのです。
Licensed material used with permission by I Heart Intelligence