保護された犬のリハビリ施設を作って、殺処分ゼロを目指したい!

全国の保健所には、たくさんの「行き場のない犬=保護犬」が収容されているという。凶暴な犬や野犬など、問題行動アリと判断された犬は譲渡対象にならず殺処分になるケースも多い。

そんな現状を打開すべく、あるプロジェクトが動き出した。

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問題を抱えた犬を
トレーニングして里親の元へ

content_7b8f89be7a775a16eb10f2c7de6daa4aa76691d9 content_49e367868f6c332004f98c17b226aec9cf8faed5ドッグトレーナーの北村嘉啓さんは一般家庭では飼育が困難な犬を保護し、トレーニングをして、新たなる飼主を探し譲渡する活動を行う。他にも、保健所収容犬を引き出すときの手伝いや、保護犬のリハビリトレーニングなども手がけている。

最初は問題を抱えていた犬でも、愛情を持って接していけば、小さな子どもでも安心して近づけるまでになるという。

1200坪の広大な土地を
不幸な犬の「夢の楽園」に

DSC_0320北村さんは、小型犬や扱い易い犬達は譲渡対象になる一方で、保護されないまま殺処分されていく犬がいるという現実を目の当たりにし、ある日、協力者に相談を持ちかけた。すると、幸運にも約1200坪の土地を提供してもらえることに。

この土地を開拓し有効利用すれば、不幸な犬たちのために、自由に遊べるドッグラン、犬の問題行動の改善トレーニング場、保護犬一時預かり施設などを作ることができると、大きな希望を見出した。

「行き場をなくした保護犬を素晴らしい里親様のもとへ送り出して、幸せな『犬生』を過ごしてほしい!その思いでいっぱいです」と北村さんは語る。

のびのびと遊べる
ドッグランを自分たちの手で

content_fd6c652a73268ae72d0820155c3c36852e0fe0c8そこで、不幸な犬たちの「夢の楽園」を完成させるべく、大々的な工事を計画。最終的には1200坪の土地を第一、二期工事の具体的な内容は下記の通り。

■第一期工事
荒れた平地を整地して高さ1m50cm程のフェンスで敷地を囲む。また、もともとある建坪20坪ほどの古屋を改造すれば、25頭ほどの大型犬を保護する犬舎になる。

■第二期工事
高さ5メートル、幅20メートル、長さ50メートルのスペースをドッグランスペースにする。全体で約190坪。

しかし、第二期工事の一番の難問が裏山の整地。 荒れた平地の草木は自分たちで伐採できても、山は崩すことができないという。現在、クラウドファンディングサイト「READYFOR」のコチラのページでそのための資金を募っている。

コンテンツ提供元:READYFOR

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。