捨て犬の名誉を守る。かわいい「首保護カラー」
犬の救助ボランティアに参加していたシカゴの美大に通うErin Einbenderさんは、あるとき、首にエリザベスカラーをつけた犬たちに、なかなか貰い手がつかないことに気付きました。
可愛いカラーで
犬たちの魅力を伝えたい
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一般的には去勢手術を終えたあと、不用意に手術跡をなめたりしないよう、首の保護カラーが取り付けられます。その姿はどこか可哀想に見えてしまい「本来彼らが持つ魅力が十分に伝わっていないのでは」と、感じたそうです。
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そこで彼女は、首に付けているカラーを装飾し、かわいく変身した犬たちを撮影していったのです。
捨て犬たちの
「名誉」を守る
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Erinさんはこの活動を「Cones of Fame(名誉のコーン)」と名付けました。
「ここにいる犬は、新しい飼い主にもらわれる前に必ず去勢手術を受けるの。とても重要なことなのに、それによってマイナスイメージが抱かれてしまうのは残念だと思った。
このプロジェクトを通して去勢手術の意味や、彼らが本当はとってもキュートで元気な子たちだってことが伝わったら嬉しいわ」
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プロジェクトは大成功で、以前は引き取り手のいなかった犬たちも、次々と新しい飼い主のもとへと引き取られていったそうです。
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一匹一匹デザインが違う、個性的なカラーを身につけた犬たち。その姿はとても愛らしく、彼らが本来持つ明るさや優しさを強調しているようにも見えます。
Erinさんは今後も、引き取り手の見つかっていない犬たちのために「Cones of Fame」プロジェクトを継続していくそうです。