保護された犬猫へのギフトに「ジビエフード」……って、どういうこと?

天然資源を無駄にしない──。

今回はカーボンオフで話題になるエネルギー資源の話ではなく、野生動物における社会課題の解決にもつながる話。

今年6月にリリースされた保護動物たちにギフトを贈ることができるアプリ「Animal Quest(アニマルクエスト)」で、アプリに登録されている保護犬猫に、鹿肉ジャーキーのおやつをプレゼントすることができるようになったという。

背景にあるのは、栄養価の高いご馳走が廃棄されていることと、保護された犬猫をはじめとするペットにかかる経済的負担の問題。

©株式会社アニマルクエスト

害獣駆除の目的もある狩猟では、猟師の高齢化解体所不足などの要因から、狩られた野生動物の一部、または全部がそのまま廃棄されてしまう現実がある。

この天然資源を無駄にすることないよう、「アニマルクエスト」はジビエのペットフードを加工、生産、販売する「owners craft」と提携。

駆除された野生の鹿肉から作られる無添加で高たんぱくなジャーキーを、アプリ内にギフティングアイテムとして登録しプレゼントできるようにしたというわけだ。

©株式会社アニマルクエスト

この取り組みにより、本来野山に破棄されていた価値のある資源(命)を無駄なく利用し、ギフティングアプリを通じて次の命に届けるバトンがつながる。

猟と野生動物、そして保護動物の双方の社会課題の解決につながるサステイナブルなこの取り組み。

命の大切さを感じられる新たなデジタルの仕組みができあがったというところだろうか。

『アニマルクエスト』
https://ani-que.com/
※アプリは、App store/Google Play よりインストール

Top image: © 株式会社アニマルクエスト
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。