大量生産・大量処分。モノのようにペットを扱う業界の「裏側」を伝える動画に考えさせられる・・・
ここで紹介するのは、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaのプロジェクト「動物たちにやさしい世界を」の一環で制作された映像。命ある動物が“モノ”として扱われ流通していく問題を訴える衝撃的な作品です。
この“負のサイクル”
あなたは加担しますか?
ペットショップのショーケースに入った犬に忍び寄る影ーー。
「かわいいおチビちゃん」
「今日から私と一緒よ。仲良くしましょう」
心なしか怯えている様子…。その目には“怖いニンゲン”の姿が映っています。
「すっかり大きくなっちまって」
「おまえはもうダメだな」
「SALE」の張り紙は「NEW」へ。スタッフの顔は、なんとも悪そうなドクロに。
「売れない自分たちを恨めよ」
「お買い得でーす!」
「足が悪いけど売っちまえ」
「おお、産んでる、産んでる」
「こいつぁ、高く売れそうだ。足りねえ、足りねえ!もっと子犬が必要だー!」
…といった「裏側」を初めて意識した女の子。
目に映る景色も、これまでとは違って見えます。
そして、
胸に刺さるメッセージが…
ペットの大量生産→繁殖犬の処分→ペットの競りによる流通→大量消費を促す子犬の展示販売→売れ残りの処分…この「負のサイクル」を多くの人に知ってほしいと願い、制作された本動画。すべての流通網がこうなっているとは言い切れないものの、こうした状況が少なからず存在している、とは言えるのではないでしょうか。
「犬や猫と暮らす時は、ペットショップではなく保護施設から」 まずは、そうした選択肢を意識することから始めるべきかもしれません。
Licensed material used with permission by 公益財団法人動物環境・福祉協会Eva