「大切なのは飼いならすこと」鬱病を黒い犬にたとえた動画に考えさせられる・・・
「鬱病=黒い犬」心の病を患っている人の精神状態や葛藤を、犬になぞらえて表現した動画があります。たとえるならば、鬱病は「黒い犬に体を乗っ取られたようなもの」。それでも、私たちは飼いならすことができる。2分20秒後、黒い犬との向き合い方が一変します。鬱という病気をどこまで理解していますか?
「鬱病=黒い犬」
やがて、心も体も
彼らに乗っ取られていく…
やがて、心も体も
彼らに乗っ取られていく…
私は、「鬱病」という名の黒い犬を飼っています。どんな時でも彼は突然姿を現し、私を驚かせます。
世の中のみんなが楽しそうにしているのに、私には黒い犬しか見えない時があります。食欲を台無しにもするし、記憶と集中力を噛み砕いていきます。
何をするにもどこに行くにも、彼は超人的な強さを私に求めてくるのです。誰かに見つかることが怖くなり、誰かにジャッジされているようで不安で仕方ない。
やがて、ネガティブな発言ばかりが口を付くようになり、誰かにすぐ攻撃的になる。誰かを愛することさえ難しくなっていくのです。
ついに、黒い犬は完全に私を乗っ取り、人生を支配していきました。
だけども…。
黒い犬(鬱)とどう向き合い飼いならしていくか
幸いなことに、私は専門の医師に助けを求めることができました。それは、長く鬱病と闘いボロボロの精神状態になっていた私を救う、大きな転機となったのです。
私が学んだのは、この世界に生きるあらゆる人にも、「黒い犬」は影響を与えているという事実。あなたが誰であるかなんて関係ありません。誰の心にも土足で入り込んでくる彼らは、言わば“雑種”なんですから。
もちろん、鉄砲や包丁、魔法の薬に頼る必要なんてありません。私はまた、同じ鬱病に悩む人々と感情を共有することが救いになることも知りました。
怖がってはいけない
黒い犬を怖がってばかりではいけません。疲弊し、ストレスを溜め込んでいくと犬は大声で吠え始める。だから、そうなる前に自分で心を沈めていく方法を身につけることが重要。たとえば、それはエクササイズをすることでもいい。気持ちをノートに書き記していくことは、ストレスを解消する上で非常に役に立ちます。
黒い犬が教えてくれるもの
もっとも大切で覚えておいてほしいこと。それは、たとえどんなに悪い日が続いたとしても、あなたがちゃんとした道を歩み、きちんとコミュニケーションを図ってさえいれば、黒い犬との日々はいつか必ず過ぎ去っていく、ということです。
黒い犬に感謝しているとまでは言えません。それでも、彼は信じられないほど偉大な先生でもあるのです。黒い犬がしてくれたことは、自分自身を再評価し、シンプルに生きることを教えてくれたこと。問題に直面した時、逃げ出すよりもそれを受け入れること。
黒い犬はこれからもずっと、あなたのパートナーでい続けます。けれど、もう二度と野獣のようになることはないはずです。