「やりたくないことは ”NO” と言うべき。」レディー・ガガがイエール大学で語ったこと

2015年10月24日にライブ配信されたイエール大学主催のトークセッションにレディー・ガガが出演しました。その様子はYouTubeで閲覧できますが、そこで語られた言葉に心を動かされたという人も多いようです。

「Emotion Revolution Closing Session」は、これからの教育で改善するべき点について議論するのが目的。その特別講師として呼ばれた彼女は、感情表現の大切さについて語っています。一部抜粋して紹介します。

なぜ、感情表現が大切なのか

01.
鬱病を乗り越えるために
自分より強い
存在を創造した

鬱や不安と向き合い続けながら、アーティストとして活躍してきた彼女ならではの話かもしれません。

「誰もあなたを助けられません。あなたを助けられるのは、あなただけなんです。

わたしは自分自身を創り出しました。レディー・ガガは、人生の痛みを表現するための方法です。だからこそ、わたしは鬱を乗り越えられました。つまり、元ある自分よりも強い何者かを創造したんです。

もし全てを投げうってしまえば、これまでのキャリアを失い孤独になるだけ。遺伝的に持って生まれたものが変わることはありません。だって、私はそう生まれてきたんですから」

02.
認めてもらうべき人物は
自分自身

「どれだけチャンスや成功を手にし、富と名声を得ても意味がないんです。誰かにあなたやあなたの容姿が認められたとしても同じです。認めてもらうべき人物は、自分自身に他ならないんです。

だから、今日は自分を認めることの大切さについて話します」

03.
やりたくないことに対して
"NO"と言う権利がある

わたしにとってやりたくないことに対してNoと言うことは、自分の存在を示す証拠です。やるかやらないかを選ぶのは、あなたの権利です。信じるか信じないか、自分の視点で自分の人生を生きるのかどうか、選ぶのはあなたの権利なのです。間違っているでしょうか?

わたしは笑顔で大勢の人と握手なんてしたくありません。セルフィーで時間を無駄にしたくもありません。お金のために人を使うのも好きじゃありません。働きすぎていても悲しくなります。お金を生み出すためのロボットにでもなった感じがしてきます。だから、NOと言います。

いつも、これは本当にやりたいことだろうか?と考えます。もしその答えがNOだったら、わたしはやりたくないと言うでしょう

04.
「私はただ〇〇なだけじゃない」

「自分の内側をさらけ出すことが大切です」

トークセッションの途中、彼女は新しいキャンペーンについて説明しました。Twitterでハッシュタグ#IamNotJustを入力し、続けて「わたしはただ〇〇なだけじゃない。〇〇なんだ」と意思表示をします。

すでに多くの人が参加しているようですが、彼女からはインターネットでの発言についてこんなアドバイスも。

「あなたのツイートをずっと覚えている人はいないでしょう。でも、投稿に対して向けられたネガティブなコメントを、あなたは忘れられません。

全てのコメントに答える必要はないので、ただ自分のポジティブな行動の準備を進めましょう。無視せずに見続けるべきなのは自分自身の気持ちなんです。自信を持ちましょう。もちろんスマホの外で

05.
自分の気持ちを
確かめ続けることが大切

彼女は、日常的に自分の内側を確かめながら生活すれば、昨日よりもいい自分に出会えると力強く語りました。

以下の質問へ即答した彼女の言葉に、その意思が現れているのかもしれません。

「一番誇りに思っていることは何ですか?」

「今日です」

Reference:Yale University
Top Photo by Jason Merritt/Getty Images for amfAR
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