鬱にならないために知っておくべき「3つのコト」
「鬱病」の実態はあまり知られていないのが現状。今回は、その原因と薬に頼らず克服する方法がまとめられた記事を紹介します。
著者は、セラピストとして40年以上活動し続けてきたMargaret Paul氏。豊富な実績を持つ彼女だからこそ書ける内容とは?
01.
“人生の転機”を迎えた時は、
自分を慰め、思い切り泣く
無理に不安を抑えこもうとして余計に辛くならないよう、自分の気持ちを上手くコントロールすることが大切。以下のような大きな出来事が起こった時に心身ともに違和感を感じたら、すぐに誰かに相談しましょう。必要であれば、病院に行くことも検討すべきです。
・大切な人を失う・失業する・地震、竜巻、洪水、火災などの自然災害に遭う・結婚、子育てに悩む・虐待を受ける・レイプ、暴行、強盗など暴力的な体験をする
悲しいことは悲しいと素直に感じ、「大変だったね」と自分を慰めてあげることが必要。泣きたいと思ったら、我慢せずに泣いてください。
02.
胃腸に“違和感”を感じたら
診察も要検討
Natasha Campbell-McBride氏が書いたGut and Psychology Syndromeや、David Perlmutter氏が執筆したBrain Makerでは、胃腸の調子も鬱病と密接に関わっているとのこと。
03.
“自暴自棄”な行動が目立ったら
心が病んでいる証拠・・・
自分をコントロールできていない“サイン”は数多くあります。
・すべて“自分が悪い”と思ってしまう・お酒に依存する・過食・運動したくても、体が動かない・眠れない・優柔不断になる・浪費・過度な節約・遅刻が多い、部屋が汚い・他人に依存・人に当たる、暴力を振るう
行動は感情とリンクしています。不安や落ち込みは必ず行動に出て、そのまま放置すると取り返しがつかないことになる可能性も。
薬に頼らず克服するためには?
私の患者さんの克服例を、いくつか紹介します。
・心理療法を受ける・自分を愛することを学ぶ・座禅や瞑想をする・健康的な食生活、適度な運動、十分な睡眠をとる・ストレス解消法を見つける・自分を愛してくれる人の存在を知る
確かに時間は必要ですが、鬱病は必ず克服できるはずです。
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