「レッドフラッグ」を見逃さないで!恋人と別れない「浮気者」の3つの心理
突然だけど、「浮気するくらいなら、最初から別れちゃえばいいじゃん」って思ったことない?
浮気は、何がいけなかったのか、自分のせいなのか、どこで失敗したのか、最初から本気だったのか、なぜ相手は去ってくれなかったのかなど、人間関係のすべてに疑問を抱かせるもの。
別れるという選択をせずに浮気をしてしまう、その行動の裏には大きく3つの理由がある。こう唱えるのはエジプトの最新トレンドを発信するメディア『El-Shai』のライターShrouq Fathyさん。
キーポイントに挙げているのは、「安心感」「狩りの興奮」「当たり前の存在」。これが、なかなかに言い得て妙。
というわけで、彼女の見解を詳しくご紹介していこう。
①安心感
多くの人にとって、安定した関係は安心感を与えてくれるもの。安心感は、別れを難しくさせるし、変化を起こすことを恐れさせる。
浮気相手とうまくいくという不確かな可能性が残っている状態では、すでにいる恋人との関係を危険にさらすことをどうしても恐れてしまうんだそう。
つまり、今の関係を捨てられると確信するまでは、危険を冒さずに選択肢を探りたいという心理が働くようだ。
②狩りの興奮
狩りの興奮とはなんだ? 英語では「The thrill of the hunt」と呼ばれ、倦怠期を乗り越える際に、パートナーとの関係性の改善に努めたり別れたりするのではなく、浮気に頼ることを意味する。
というのも、交際が始まる前は、お互いに多くの努力をしていたはず。この“追いかける段階”においては、脳内ではドーパミンが放出されているようだ。
パートナーにもっと自分を求めてもらうために、理想的な自分を演じ、居心地のいい空間を作ろうとする。しかし、時が経つにつれ、一緒にライフスタイルを築いていくことで、相手がいつもそばにいてくれることを知る。これが時に退屈や努力不足につながってしまうらしい。
③当たり前の存在
実は、パートナーはあなたがいつも無条件でそばにいてくれると思い込んでいる。そんな状況では、お互いの感情的な絆が重要な役割を果たしているのではないかとShrouqさん。
あなたの強い愛着を見て、パートナーはなにをしても許されるものだと思い込んでしまっているのかもしれない。相手の過去の浮気を許したことがある場合は、特にこのようなことが起こりやすいという。
とはいうものの……
Shrouqさんの3つの理由を示してみたが、浮気されないために交際中にできることって、実のところあんまりないらしい……。じゃあ、どうしたらいいの?
結局はこうだ、「レッドフラッグ(危険信号)」を見過ごさないこと。
そのために、彼女は以下の質問を自分に問いかけてみることを勧めている:
- 「友人グループと一緒に出かけたとき、自分のパートナーが他の人とイチャイチャしているのを見かけませんか?」
- 「あなたのパートナーは浮気について冗談を言ったり、あるいは浮気経験のある友人を賞賛したりしていませんか?」
- 「パートナーは特定のタイプの友だちとしか付き合わないですか?」
言わずもがな、これらはすべて無視してはいけない赤信号。
1つだけできることがあるとすれば、付き合い始めに2人で「浮気」はどこからが浮気なのか、どう定義するのかを正直に話し合ったりしてもいいかもしれない。
当たり前だが、浮気の意味はカップルによって異なる。そのため、お互いが相手の境界線を理解していることが将来的にも重要ではないだろうか。