野良犬たちの「最後の希望」を託したポートレイト

フォトグラファーのShannon Johnstoneは、犬たちのポートレイトを撮影して里親探しをしています。これまでに、殺処分される予定だった158匹のいのちが救われました。

埋立地に葬られるはずだった
小さないのち

毎年アメリカでは、数百万匹の犬や猫が生まれています。しかし、保健所は常に満員。深刻な問題を抱えているのだとか。悲しいことに、罪のない彼らはガス室へと送られ、その後ゴミとして埋立地に葬られているのだそう。

なんとしても救い出したい、と立ち上がったShannon。犬たちのポートレイトを撮影して里親探しをする『Landfill Dogs』プロジェクトを開始しました。活発だったり、甘えん坊だったり、それぞれの犬の個性が写真からわかるように、何気ない仕草や表情を捉えることを大切にしたと彼女は言います。

彼女のプロジェクトは現在も進行中。Facebookで写真を公開しながら、飼い主を探し続けています。

これまでに158匹が新しい家族に迎え入れられたものの、182枚撮影したポートレイトのうち、残念ながら20匹は安楽死という結果に。残りの4匹は、この先どうなるかまだ未定だそう。

Shannonの写真は、犬たちを救う最後の希望。

「命の重み」を忘れないで

いのちだけではなく、家族ができたことで心も救われた犬がいます。Shannonの写真は、ただペットとしての可愛さを捉えたのではなく、次こそ“かけがえのない家族”として、迎え入れられるように個性を尊重しているんじゃないでしょうか。

Licensed material used with permission by Shannon Johnstone, (Facebook)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。