生涯最期のお散歩に、何百人もの人がビーチに集まった

家族の一員でもある、大切なペット。しかしどんなに愛していても、人間とは違う時を生きている彼らとは、いずれお別れのときが来てしまうものです。

Mark Woodsさんの愛犬Walnutは、18歳となり体の自由が利かなくなっていました。家族はWalnutに安楽死という道を決断したのです。

「最期のお散歩に
お付き合いください」

Markさんは、Facebookでこんな風に呼びかけました。

「Walk with Walnut(ウォルナットと一緒にお散歩を)」
悲しいけれど、11月12日土曜日に、Walnutを安楽死させることになりました。Walnutが好きなPorth Beachに朝の9:30に行って、最期の散歩をします。もし良かったら、犬好きのみなさん、飼い主のみなさん、この会に参加してください。Walnutは素晴らしい人生を過ごして、18歳になりました。もう、最期の眠りにつく準備が整っているのです。土曜日に会いましょう。

ビーチに集まったみんなと
最期のお散歩

この投稿には温かなメッセージがたくさん寄せられ、海岸に集まったのは、なんと数百人もの人々。愛犬を連れてきている人も大勢いました。今はもう自分で歩くこともできないWalnutは、Markさんに抱きかかえられたまま最期のお散歩。

大勢の人や犬に見守られながら、最期の散歩を噛み締めます。

そして、お別れの時

散歩が終わった午前11時56分。Walnutは家族に見守られながら、Markさんの腕の中で静かに息を引き取りました。

悲しいお別れをすることになりましたが、たくさんの人が参加してくれた最期のお散歩が、WalnutやMarkさんの心を癒してくれたことでしょう。

「Walk with Walnut(ウォルナットと一緒にお散歩を)」。

Licensed material used with permission by Mark Woods, legs011
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。