オランダが「1～11歳の子の安楽死」を容認した理由

オランダ政府が4月14日に、1～11歳の子どもの「安楽死を認める」ことを閣議決定した。

オランダは2002年に世界で初めて安楽死を合法化した国であり、既に12歳以上の人の安楽死が法律で認められている。

今回の法律改正で、12歳未満であっても保護者の同意があれば、安楽死が認められることとなった。

とはいってもこの制度は「緩和ケアを受けても苦痛を和らげられず、余命が短い場合」と診断されてることが条件とされている。このケースには、耐え難いほどの執拗な嘔吐、叫び声、治療不可能な脳腫瘍から重度のうつ病などが当てはまるようだ。

今回の法改正を発表した同国のエルンスト・カイパーズ保健大臣によると、この安楽死が認められるケースは、年間で5から10人になると予想している。

まだまだ議論が活発に行われている安楽死に関する法整備。立場によって意見が分かれるだろうが、あなたはどう考えるだろう。