シリアの今をTwitterで発信する7歳の少女。リアルタイムで更新される「死と隣り合わせの日常」
依然として内戦が続く、シリア北部の都市アレッポ。この街に、空爆に怯えながらもTwitterで状況を発信し続けている7歳の少女がいます。
彼女の名は、Bana Alabed。その悲痛な叫びからは、死の恐怖がひしひしと伝わってきます。ここでは、いくつかのツイートの中から動画を中心に紹介。空爆の音に肩をすくめる様子を見て、無力感を感じずにはいられません。
「いま、爆弾が落ちてきた」
「ここがウチのお庭。昔はよくここで遊んだの。空爆のせいでもう遊べなくなっちゃった」
「空爆の音が聞こえる。もし生きていられれば、明日もツイートする」
「弟が泣いている。この子が死ぬくらいなら、自分が死んだほうがマシ」
「昨日、爆弾が私のウチのすぐ側に落ちたの。でも、助かった。ホントに奇跡だわ」
「私たちはまだ生きている。こうして朝を迎えられるなんて」
「いま、爆弾が落ちてきた」
「今夜死ぬかもしれない。すごく怖い」
「ここは友達のおウチ。空爆で死んじゃったわ。もう会えないなんて寂しい」
「空爆の音を聞きながら、アレッポの平和を祈るの」
「戦争を忘れるために読書をしているわ」
彼女は母親から習ったという英語で、アレッポの現状をどうにか知ってもらおうと投稿を続けています。だからこそ私たちは、このツイート内容をしっかりと受け止める必要があるはず。
「戦争なんて大嫌い。そして、世界は私たちアレッポのことを忘れてしまった」
Licensed material used with permission by Bana Alabed