波に飲まれた、母と2歳の子どもを救出した男性。正体はなんと・・・
2016年1月27日、オアフ島・カメハメハハイウェイでのこと。「Stab」によれば、クリス・ウィッティーさんの妻・サラさんは、2歳の子どもヴァンくんをベビーカーにのせ、道路を歩いていたところを巨大な波に襲われました。
幸い近くにいた人々が救助に向かいことなきを得ましたが、そのときにまっさきに手を差し伸べたのは、あの世界的に有名なプロサーファーだったのだとか!クリスさんが彼に向けて投稿した感謝の言葉がInstagramに投稿されています。
サーフィンの神様が
波にのまれた家族を救出!
今日、その場にサーフィンの神様、ケリー・スレーターが居てくれたことをありがたく思います。波にさらわれた私の妻と子どもを救ってくれました。家族が生きて帰ってこれてなによりです。彼をはじめ、多くの命を救っているライフガードの皆さんに感謝を。
ケリー・スレーターは、これまでに11度もASPワールドチャンピオンに輝いているプロサーファー。「神」に喩えられるほどの伝説的なプレイヤーとして世界的に知られています。
たまたまそこに居合わせた彼や、ライフガードがサラさんととヴァンくんの救助へ向かいましたが、当初はどこに流されたかわからなかったそう。しばらくしてスレーターは茂みに引っかかっていたベビーカーを発見、砂だらけのヴァン君を救出。サラさんも擦り傷や打ち身はあれど、命に別状はありませんでした。
「Next Impulse Sport」には、彼のコメントが掲載されています。
「普段は通らない道なんだけど、たまたま通りかかったんだ。ライフガードも救助に向かっていたし、とにかく無事でよかった。しばらくしたら笑い話になるさ。それにしても、ヴァンのはじめての波はデカかったね!」
彼はそのときに見た光景を「津波」と表現しています。たまたまそこにいたとはいえ、冷静かつ迅速な人命救助ができたのは、彼の勇敢さや経験あってのことでしょう。
まるで何事もなかったかのような冗談交じりのコメントもさることながら、その翌日には同じような巨大な波にのり、サーフィンを楽しんでいたというから驚き。インターネットには「偉大すぎる!」という書き込みがたくさんありますが、まさにその通りですね。