サーファーたちに愛されてきた「もう一つの波の乗り方」の進化系

サーフィンをしていていちばん楽しいのは、もちろん波に乗っているとき。同じようにボードを使うスケボーやスノボとは、また違った自然との一体感を得ることができるから。

こんなことをビーチで座りながら友だちと語り合っていたら、彼女は僕にこう言いました。

「サーフィンじゃ、本当の意味で自然を感じられない」

彼女に言わせると、サーファーたちの間で昔っから愛されてきたスタイルがあるらしいのです。

自分が”波”になる
ボディサーフィン

そこで教えてくれたのは、ボードも何も使わないで自分の身体を波に乗せるボディサーフィン。やってみると、波に乗るタイミングはサーフボードを使っているときと異なるし、浮力もないので沈みやすく、意外と難しい。

だから、浮力を得るために、ビーチにゴミとして落ちている食用トレー、ペットボトル、ビーサン、あるいは流木などを手に持つことがあるのも事実。上手くいけば、波になったような感覚を得ることができます。

海洋ゴミに発想を得た
専用サーフボード

そんなボディサーフィンの虜になる人は多いらしく、Steveもその1人。見た目以上にハードルは高いけど、「誰にでも楽しんでもらえるように」という願いが生まれ始めたそうです。そこでSteveによって開発されたのが「Slyde Grom」。

元はと言えば、波の中で持っていることが難しかったゴミが始まり。そのため、ハンドリングのしやすいデザインに仕上げたそう。

使い方はとてもシンプルで、上記の画像のようにストラップの部分に手をはめるだけ。あとは、自分の乗りたい波が来たらテイクオフ!

これのおかげで、ボディサーフィンをやる上でネックだった、浮力の問題を解決してくれるそう。つまり、あの自然と一体化する感覚を気軽に得ることができるように。

ご覧のように、大きい波から小さい波まで。年齢も関係なく簡単に楽しめることから、この「Slyde Grom」は『Shark Tank』というアメリカのテレビ番組で、資金調達に成功しました。現在では、日本でも販売しているそう。

ちなみに、素材は柔らかく、重さは269g。想像するに安全なので、どんな海水浴場でも使えるのではないでしょうか?

Licensed material used with permission by Slyde Handboards(HP), (Facebook)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。