波乗り感覚に「チョイのり」できるズルいサーフボード

「波に乗らなきゃサーフィンじゃない!」なんてお叱りを受けたとしても、水面をすべる疾走感を味わってみたいのですよ。一度くらいは。だけど、どこか聞こえる心の声…「がんばりすぎるのはもう正直しんどい」、と。

ということで、ボクのような努力家でもなく、サーフィン気分を何となくだけ味わってみたい人たちにおあつらえのサーフボードの紹介です。こいつ、かなりズルい。

コンディション不問、
クルーズメインの「電動ボード」

電動サーフボード電動サーフボード

オフショアもオンショアもいっさい関係なし。「JETFOILER」は、ボード下に設置された電動モーターと水中翼で海面を滑走する、新感覚のサーフボード。だからどんなにフラットなコンディションでも、波待ちの必要もなく、海を走る風だけは存分に感じることができてしまう、それこそ波に乗ってる気分だけ共有するなら、これで十分とも思ったりして。

波を観察し、テイクオフするそれとはかなり勝手が違うけれど、こちらはロングライド(別の意味で)を楽しむクルーズがメインだし。

で、ここまでは単なる“なんちゃってサーフィン”のよくある仕様とも思えるでしょう。ところがこいつ、スピードに乗ってくると…。

推進力を浮力に変えて「ふわっ」
もはや、波にすら乗ってない(笑)

電動サーフボード電動サーフボード

浮くんですよ!海面から。こうなるともう、波にすら乗ってないワケで。ジェットスキーやスノーモービルのように手元のスロットルでスピードを調整するそうですが、推進力が上がればその分、浮力が得られ、それこそハイドロフォイル(水中翼船)のように「ふわっ」とね。まさに魔法のカーペット状態。

電動サーフボード

波の衝撃を受けることなく進むボードは、つねに安定して乗り心地もスムーズなんだそうですよ。ある程度バランス感覚さえ備えておけば、ボードから放り出される心配も無用でしょう。

じゃあ実際、時速何キロくらい出るものかとか、操作性はどんなものか、おいくらなのかなど、知りたい情報はすべてベールに包まれたまま。

波に乗れなくても、
ボードにさえ乗れればOK

そこで、この動画です。昨秋リリースのちょいと前のものだけど、凪いだ海を切りさく疾走感はピカイチ。このときからもさらに改良が進んでいるようなので、性能UPは想像に難くありません。

サーフィンと一緒にしてくれるな、はもちろん覚悟のうえ。だから、あくまで気分だけでもって話です。それに、今からパドリングの仕方や、テイクオフの動作を覚えるよりも、JETFOILERのリリースを待つ方が早そうだしね。

Licensed material used with permission by Kai Concepts, (Facebook)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。