意外と知らない。スタンディングデスクの「4つの効果」って?
最近、話題となりつつあるのがオフィスで立ったままの姿勢で仕事をする「スタンディングデスク」。立って作業をして、本当に疲れない?そんなあなたもこれを知れば、メリットが見えてくるはずです。
1.省スペースで有効活用&コミュニケーション増加
フリーアドレスのオフィスが増えてきていますよね。デスク、椅子を個人で固定せずにみんなで共有して、その時空いている場所を使う。毎日隣の席は昨日とは違う人がいたりするので、これによって部門をこえたコミュニケーションが生まれます。
このように形を変えてきたオフィススタイルの先端に、スタンディングデスクがあるといえるでしょう。カフェにもあるようなスタンディングのカウンター風デスクが窓際や壁際、柱まわりなど空いているスペースにコンパクトに並びます。椅子がないということはその分場所をとらないので、省スペース化でき、空間が広くなる分有効に使える場所が増えたり、オフィスが開放的になるなどという効果がでてきます。
そして、最大のメリットといわれているのは、コミュニケーションの増加。立ってデスクワークをしていることで、歩いている人との目線の高さも同じになり、通りすがりにちょっと会話がしやすい、そんな効果が現れてくるはず。コミュニケーションエラーの予防にもつながるので、仕事の効率もあがるという効能がこの立ったまま作業には期待できますね。
2.軽快なフットワークで「仕事がでデキる人間」に
立ったまま仕事をしていると、自然とフットワークが軽くなるもの。座っているときと違い「立ち上がる」という動作が省略できるからです。椅子に座ったままでいるとなるがちな「お尻に根っこが生えた」状態も避けることができるはず。
スタンディングデスクでフットワークが軽くなると、行動範囲も広がります。ちょっと話しに行けば確認できる案件は、即歩いていって確認完了。メールして返事待ちということもなくなります。そうすると仕事の効率があがるのはもちろんでしょう。「仕事ができる人」=「フットワークが軽い」といわれているのももっともです。
3.仕事をしながらシェイプアップ!
「長時間の座りっぱなしは健康に良くない」とはよく耳にします。不自然な姿勢で長時間座っていると、身体は凝り固まり、肩こり、腰痛、足の浮腫みに苦しめられてしまうでしょう。そんな中、スタンディングデスクは身体にいい!という事でも話題になっています。
立っていることで普段あまり使っていなかった、ふくらはぎや太もも、お尻の筋肉や、姿勢を保持するための腹筋や背筋などが刺激されます。仕事をしながらシェイプアップ効果が期待できるでしょう。全身の血行がよくなると基礎代謝も上がるので、知らないうちに身体が引き締まってくる。立っているだけでカロリー消費できるので、ジム通いせずとも、2~3kgのダイエットができるそうです。
4.身体から「ヤル気」のスイッチを入れる
たとえば気分が沈んでいるとき、膝を抱えてうつむき、身体を縮めたくなりませんか?反対に気分が明るいときは、立ち上がって胸を張り、視線は前方上向きになりませんか?
心と身体は繋がっています。心が身体の反応に作用するなら、身体から心にアプローチすることもできるのです。座ったままだと、机に肘をついて前にかがみ、背中は丸くなり目線も下がりがちになります。このような体勢だと気分は上がらないかもしれません。そうすると良いアイデアが浮かばなかったり、ヤル気がなくなったり、集中力も下がり仕事の効率は悪くなってしまうでしょう。
逆に、立っていると身体は椅子に束縛されていないので、開放されていつでも戦闘体制。視線は高く、胸を張り、気分まで前向きに明るくなります。もちろんヤル気は沸き上がり、集中力もアップ、仕事の効率はよくなるはずです。座っていると眠くなって集中力も切れ、いつの間にかネットサーフィンなんて時間の無駄遣いをしていた人は、スタンディングデスクがあっているのではないでしょうか。