座っただけで友達ができる「緑色のベンチ」。カナダの小学校にいた子ども達にインタビュー!
楽しい楽しい休み時間。友達と一緒に思いっきり遊びたいところですが、もし相手が見つからなくて、ひとりぼっちになってしまったら…?
そんな悲しい思いをしないで済むように、カナダ・ウィローグローブ小学校で始まった取り組みがコレ。
友達ができる
緑色のベンチって?
緑色のベンチって?
校庭に設置されたのは、「バディ・ベンチ」と呼ばれる緑色のベンチ。
これは、他の友達に「一緒に遊ぼう!」となかなか声をかけづらいときや、遅れて到着して遊び相手が見つからないときに座る場所なんですって。どうなるかというと、その姿を見た周囲の誰かが、遊びに誘ってくれます。
CBCのレポーターが試しにベンチに座ってみたところ、男の子がスグに駆け寄ってきました。それが上の画像の彼。彼女が独りで座っている姿を見て、友達になりたいと思ったそうです。
恥ずかしがり屋でも大丈夫!
生徒の話によれば、ベンチに座ると、いつも数分で誰かが遊びに誘ってくれるとのこと。みんな「バディ・ベンチ」の意味を理解していて、しっかり活用されています。理由が単純明快だからこそ、素直に声をかけられるのかもしれません。
そうこうインタビューを続けているうちに、ベンチの周りは子ども達でいっぱいに。
じつはこのアイデア、2013年当時まだ10歳だった小学生によって考えられたもので、地元メディアに取り上げられたことをきっかけに世界中で話題になったそうです。
「The Washington Post」によれば、今ではアメリカだけでも2,000校以上に設置され、大活躍しているベンチとのこと。素敵なコミュニケーションツールですよね。
Reference:The Washington Post
Licensed material used with permission by CBC Saskatoon