夏の最強ドリンクは「紅茶」だった!?驚きの健康&美容効果7つ
日焼け、食欲減退、汗臭さ……これら夏の悩みに紅茶が役立つかもしれません。
コーヒーや緑茶に比べて、日本人には馴染みがうすい紅茶ですが、世界中で一番飲まれているお茶は「紅茶」なのです。その秘密は、じつはすごいパワーを持っているのだとか。日本における紅茶研究の第一人者である磯淵猛氏に話を伺い、そのパワーについてまとめてみました。
01.紫外線が肌に
侵入するのを防ぐ!?
侵入するのを防ぐ!?
一般的に紫外線対策には、抗酸化力のあるビタミンEやシミ・そばかすの原因になるメラニン色素の沈着を抑えるビタミンCが知られています。では紅茶は?
じつは、紅茶に含まれる紅茶ポリフェノールには、紫外線による肌の炎症を抑える可能性があるそう。残念ながら紅茶自体に、ビタミンCは含まれていませんが、レモンティーであれば、レモンに含まれるビタミンCだって摂ることができます。
夏は、日焼け止めを肌に塗るのに加えて、毎日紅茶を飲む習慣を!
02.意外すぎる……紅茶と体臭の関係
体臭の正体は、カラダのなかの老廃物。汗などで体外に出ることによって、気になるニオイになるのです。
対策のポイントは、老廃物をキチンと排出すること。つまり利尿作用を促すことが重要になってきます。水をたくさん飲むことがデトックスにつながると言われていますが、それと同じ理論ですね。
よく知られている通り、紅茶は利尿作用のある飲料。定期的に飲むことで、新陳代謝をよくしてくれるので、夏のニオイ対策にもオススメなんです。
03.
紅茶風呂は肌をなめらかに!?
紅茶風呂は
今、注目を集めている「紅茶風呂」。
お風呂の中はカビ菌や大腸菌がいっぱい、というのはよく知られた話。紅茶風呂は、紅茶ポリフェノールによる抗菌作用で、カラダや風呂場を清潔に保つのに一役買ってくれます。
そして、女性にうれしいのが美容効果です。シャンプーなどで「ツバキオイル」という成分をよく目にしますが、紅茶はもともとツバキ科の植物なのもうれしいですね。
紅茶風呂は準備も簡単。お湯をはったバスタブにティーバッグを2つ〜3つ入れるだけ。入浴剤がわりに試してみるのもアリですね。
04.アウトドアでは「レモンティー」!
夏のアウトドアは大袈裟ではなく過酷です。
夏バテは言うに及ばず、熱中症や脱水症の危険性もあります。必要なのは、コマメに水分、糖分、ビタミンCを摂ること。そして、これらをすべて含むのが加糖のレモンティーなのです。
「緑茶でもいいのでは?」「ビタミンCを摂るなら柑橘系のフルーツが一番」と思う人もいるでしょう。
たしかに緑茶にはビタミンCが含まれていますが、糖分を加えて飲むというのは一般的ではありません。また、ビタミンCの含有量でいえば、レモンや夏みかんなどフルーツのほうがレモンティーより多いでしょう。ただし、ビタミンCというのはすぐに体内にとどまらず、すぐに体外に排出されてしまいます。たくさん摂ることより、定期的に摂ることが大事なのです。そう考えると、それが海であれ、山であれ、あるいは街中でも、レモンティーは、水分、糖分、ビタミンCを摂取しやすいものといえます。
ちなみに、キャンプなどに持っていくなら、ティーバッグを持っていくのがベター。じつは紅茶に含まれるタンニンには止血効果があり、ちょっとした怪我や火傷の際にティーバッグを当てることで応急処置になることも!
05.夏バテ防止には紅茶で腸活!?
夏バテの多くは、食欲減退が原因。暑さによるそれもさることながら、冷たいものを飲み過ぎて、内蔵が疲れてしまうことも……。
そんな時にも紅茶です。紅茶に含まれるポリフェノールの1種テアフラビンには、腸内の一部の悪玉菌を抑える効果があるという研究結果があり、腸内環境の改善につながる可能性があるのです。「夏バテ気味だな〜」と感じた時には、水の代わりに紅茶を。腸内環境が整えば、しっかりと食欲も湧いてくるし、夏バテ解消のつながるというわけです。
06.ダイエットにまで効くって本当?
「紅茶がダイエットに効く」とはいろいろなところで語られています。
その根拠としては、上で紹介した整腸作用や利尿作用が挙げられますが、他にも紅茶には知られざる効果が!
例えば、紅茶ポリフェノールが脂肪の吸収をおさえてくれるということに加え、紅茶に含まれるビタミンB1は糖質を分解し、エネルギーにかえるチカラを持っています。
もしもダイエット効果を期待するなら、数ある紅茶のなかでも無糖のストレートティーを。なんといってもカロリーゼロですよ!
07.もちろん、
リラックス効果も!
リラックス効果も!
そもそも紅茶って美味しいもの。
暑さでイライラ、ストレスのたまる夏場だからこそ、ゆっくりと味わたいものですよね。カフェインやテアニンといった成分には、リラックス効果もあります。
なにも毎日、自宅でお湯を沸かして紅茶をいれなくてもOK。コンビニやスーパーで購入できるペットボトルの冷えた紅茶を、夏のドリンクの選択肢にいれるだけでも、ここで紹介した紅茶の効果を取り入れられるはずですよ!