食材の栄養効果を無駄にする「3つのNG」
健康を維持するためにも、栄養は効率よく摂りたいものです。しかし、当たり前のようにやっていることが、じつは食材の栄養効果を無駄にしてしまっていることも……。
01.
ダイエット的に、
生姜を生でするのはNG!
生姜を生のまますりおろす……当たり前のようですが、これはもったいない!
ダイエット効果を期待するなら、生姜は加熱するのが正解。熱することで、代謝を高めてくれるショウガオールの量が増えると言われていますよ。
このショウガオールは皮に近い部分に多く含まれるため、皮はむかずに食べるのも大事なポイント。加熱をすれば皮も食べやすくなるので、一石二鳥ですね。
02.
粒のままゴマを食べると
栄養素が消化されにくい
健康に気遣っている人ほど、意識的にゴマを食べていますよね。たしかにゴマは豊富な栄養素を持つ食材です。が、ゴマを料理に使用する際、粒のままパラパラと仕上げに散らしたり、混ぜたりしていませんか?
ゴマは種皮の内側に、栄養素が豊富に含まれています。粒のままで食べると、その栄養素が体内に吸収されにくいまま。
どうせ食べるなら「煎る+すりつぶす」の2つの工程で種皮を壊してから。内側に含まれている栄養素の消化吸収UPを目指しましょう!
03.
椎茸をすぐに調理すると
ビタミンDが……
買ってきた椎茸をパックから出して、すぐに調理……とっても、もったいない!
椎茸をはじめとするきのこ類にはビタミンDが多く含まれていますが、この栄養素は紫外線に当たることで増える性質を持っています。ゆえに、少なくとも1時間程度は日光に当ててから調理すると、ビタミンDによる健康効果UPが期待できるんです。
蛇足ですが、ビタミンDはカルシウムの吸収を高めて健康な歯や骨の維持を助ける働きがあるとされています。
料理する際「美味しい!」を目指すのはもちろんですが、健康や美容のためにも、栄養素を効果的に摂ることにも気をつけたいですね。
「大切な人との暮らしをもっと楽しく」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、イベントなどを手がけています。